このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

「きぼう」での実験

「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに搭載しているMPAC&SEEDの回収作業が行われました。

最終更新日:2010年4月10日

※日付は日本時間

「きぼう」日本実験棟 船外実験プラットフォームに搭載している宇宙環境計測ミッション装置(SEDA-AP※1)の搭載機器のひとつである微小粒子捕獲・材料曝露装置(JEM/MPAC&SEED※2)が、船外活動によりISS船内に回収されました。

※1 Space Environment Data Acquisition equipment - Attached Payload

※2 MPAC : Micro-Particles Capturer, SEED : Space Environment Exposure Device


JEM/MPAC&SEEDは、SEDA-APに搭載されている8つの観測機器のうちの2つで、唯一、地上に回収される機器です。これまでSEDA-APの運用開始とともに、約8カ月にわたり、宇宙空間に浮遊するコズミックダストなどの微小粒子の捕獲や、将来の宇宙機開発などで使用する材料の耐放射線の影響などを調べるため、宇宙空間への長期曝露実験を行ってきました。

4月9日(金)17時22分、JEM/MPAC&SEEDは宇宙飛行士による船外活動で、捕獲した微粒子にISS船内にある浮遊物質が付着しないよう、コンタミネーション防止をしっかりと施し、ISS船内に回収されました。今回行われた回収は、「きぼう」で行われる宇宙実験関連としては、初めて行われた船外活動による作業となります。

ISS船内に回収されたJEM/MPAC&SEEDは、スペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-131ミッション)に搭載され、山崎宇宙飛行士と共に地球に帰還します。

地上への回収後、捕獲された微小粒子(スペースデブリ、マイクロメテオロイド等)の大きさ、組成、衝突エネルギー等を評価します。また、SEEDでは宇宙放射線や紫外線、原子状酸素など、宇宙環境の影響による宇宙用材料の劣化状況や各材料固有の特性変化などを評価します。これらの評価結果は、将来の人工衛星や宇宙機の開発、宇宙飛行士の安全に役立つ貴重なデータとなります。


SEDA-AP紹介ページ:宇宙環境計測ミッション装置(SEDA-AP)

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約