「きぼう」では、国際宇宙ステーション(ISS)の構成モジュールの中で唯一、エアロックとロボットアームを合わせ持つ機能を活用し、「きぼう」船内から船外へ超小型衛星を放出することができます。この際に使用する支援装置が小型衛星放出機構(J-SSOD)です。
J-SSODは、CubeSat規格の超小型人工衛星を「きぼう」のエアロックから搬出した放出機構で打ち出し、軌道に乗せるための仕組みで、親アーム先端取付型プラットフォーム、衛星搭載ケース、分離機構などから構成されます。
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「きぼう」日本実験棟の船外実験装置は、「きぼう」船外実験プラットフォームに設置して運用を行う実験装置および支援機器と、そのほかの実験装置および支援機器に分けられます。そのほかの実験装置および支援機器には、小型衛星の放出に使用する小型衛星放出機構(J-SSOD)や、「きぼう」の外壁に実験装置を取り付けるための簡易曝露実験装置(ExHAM)などがあります。
「きぼう」船外実験プラットフォームの実験装置は、寸法0.8m×1.0m×1.85m、重量500kg以内の、標準ペイロードと呼ばれる直方体の箱に搭載され、船外実験プラットフォームに取り付けられます。「きぼう」船外実験プラットフォーム専用の標準ペイロードは、JEM曝露部搭載型共通バス機器部(APBUS) と呼ばれています。
「きぼう」船外実験プラットフォームには、実験装置用に10箇所の取付け場所があり、実験装置に必要な電力、冷却水、通信機能を提供します。10箇所の実験用ペイロード設置場所の内、5箇所に日本のペイロードが、残りの5箇所には米国のペイロードが設置されます。日本は既に4つの実験装置を開発し、スペースシャトルや宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)で軌道上に輸送して、「きぼう」船外実験プラットフォームに設置しています。
「きぼう」では、国際宇宙ステーション(ISS)の構成モジュールの中で唯一、エアロックとロボットアームを合わせ持つ機能を活用し、「きぼう」船内から船外へ超小型衛星を放出することができます。この際に使用する支援装置が小型衛星放出機構(J-SSOD)です。
J-SSODは、CubeSat規格の超小型人工衛星を「きぼう」のエアロックから搬出した放出機構で打ち出し、軌道に乗せるための仕組みで、親アーム先端取付型プラットフォーム、衛星搭載ケース、分離機構などから構成されます。
簡易曝露実験装置(ExHAM)は、材料曝露実験など、宇宙の曝露環境を利用する小型の実験サンプルを搭載し、「きぼう」船外に取り付けることが可能な機構です。
J-SSODと同様に、エアロックとロボットアームを合わせ持つ「きぼう」の特性を活用して、実験サンプルを搭載したExHAMをエアロックを通じて搬出し、ロボットアームにより「きぼう」船外のハンドレールに取り付けます。
次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)は、カメラ視野方向を制御するための2軸の雲台を搭載し、地上からの操作によりカメラを目的の方向に動かすことができます。また、20倍光学ズーム(CANON製XA25)のハイビジョンカメラと高感度・光学5倍(SONY製α7sⅡ)の4Kカメラを搭載しています。
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