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ロボットによる燃料補給ミッション(Robotic Refueling Mission: RRM)実験装置は、燃料が尽きた人工衛星に軌道上で燃料を補給することで、寿命を延長することを目指して開発された実験装置です。
RRM実験装置は、スペースシャトル「アトランティス号」のペイロードベイ(貨物室)に搭載された軽量型曝露実験装置支援機材キャリア(Lightweight Multi-Purpose Experiment Support Structure Carrier: LMC)の下側に設置されてISSに運ばれ、船外活動により、LMCから「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の改良型の軌道上交換ユニット仮置き場(Enhanced ORU Temporary Platform: EOTP)に仮設置されました。
RRM実験装置は、STS-135ミッション終了後、デクスターによりS3トラス下側のエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)に移設されました。
STS-135ミッション終了後に行われるRRM実験装置を使用した試験では、軌道上での燃料補給に対応して設計された衛星だけではなく、対応していない既存の衛星にも燃料の補給を可能とすることを目指し、簡単な修理試験も行う予定です。
この試験では、デクスターの両アームの先にある軌道上交換ユニット/工具交換機構(Orbital Replacement Unit /Tool Changeout Mechanism: OTCM)という把持機構に、新たに運ぶ4種類のツールを装着し、地上からの遠隔操作により衛星の外装を切除することで、衛星内の燃料タンクにホースをつなぎ、燃料を補給できるようにするまでの一連の機能を確認します。デクスターによりRRM実験装置内のバルブにアクセスして外すとともに、模擬液体燃料(1.7 リットルのエタノール)を搭載したタンクから別のタンクへ移送するまでの作業を行います。
(画像は全て出典:JAXA/NASA)
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