STS-135ミッションでは、1回の船外活動が予定されています。
スペースシャトルクルーの人数が少ないため、今回のミッションでは、国際宇宙ステーション(ISS)の第28次長期滞在クルーであるロナルド・ギャレン、マイケル・フォッサム両宇宙飛行士の2名が船外活動を担当します。
また、古川宇宙飛行士が船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の装着補助などの支援作業を担当します。
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STS-135ミッションでは、1回の船外活動が予定されています。
スペースシャトルクルーの人数が少ないため、今回のミッションでは、国際宇宙ステーション(ISS)の第28次長期滞在クルーであるロナルド・ギャレン、マイケル・フォッサム両宇宙飛行士の2名が船外活動を担当します。
また、古川宇宙飛行士が船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の装着補助などの支援作業を担当します。
実施日:飛行5日目
2010年8月、ISSの熱制御を行う外部熱制御システム(External Thermal Control System: ETCS)の冷却ループの1系統に異常が発生し、ISSの熱制御能力の半分が失われました。このETCS異常への対応として、3回の船外活動を行い、S1トラスの故障したPMを、船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform 2: ESP-2)に保管してあった予備のPMと交換しました。
故障したPMはモービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)のペイロード/軌道上交換ユニット把持装置(Payload and Orbital Replacement Unit Accommodation: POA)に仮設置され、その後、STS-133ミッションの第1回船外活動でESP-2に保管されました。今回の船外活動では、この故障したPMをスペースシャトル「アトランティス号」のペイロードベイ(貨物室)に回収します。回収後は地上で故障原因の調査を行い、再発防止策を検討する予定です。
RRM実験装置をアトランティス号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)の改良型の軌道上交換ユニット仮置き場(Enhanced ORU Temporary Platform: EOTP)に仮設置します。
RRM実験装置はSTS-135ミッション終了後、デクスターによりS3トラス下側のエクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)に移設される予定です。
STS-134ミッションでELC-2に設置された米国の材料曝露実験装置8(Materials ISS Experiment: MISSE-8)の傍に、新たに光学材料の曝露実験装置「ORMatE-III 」(Optical Reflector Materials Experiment III)を設置します。
ORMatE-III は今回が3回目の設置となりますが、従来はMISSE内に設置されており、単独で設置されるのは今回が初めてです。
そのほか、作業時間があれば、PMA-3のAPAS(Androgynous Peripheral Assembly System)ドッキング機構へのサーマルカバーの設置、STS-134ミッションで先送りされた「ザーリャ」(基本機能モジュール)外部の電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(Power and Data Grapple Fixture: PDGF)のケーブルの敷設作業、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のカメラ・照明・雲台装置(Camera Light Pan/Tilt Unit assembly: CLPA)の交換作業などが行われる予定です。
(画像は全て出典:JAXA/NASA)
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