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Sバンドアンテナ(S-band Antenna Structural Assembly: SASA)は、現在、P1トラスとS1トラス上に取り付けられています。今回、国際宇宙ステーション(ISS)へ運ぶSASAは予備品であり、Z1トラス上で保管されます。
材料曝露実験装置(Materials ISS Experiment: MISSE)は、スーツケース形状の容器(Passive Experiment Container: PEC)内に設置されており、設置後、ふたを開いて材料試験の宇宙空間への曝露を開始します。様々なサンプル素材をISSの船外に設置でき、材料を劣化させる紫外線や原子状酸素に曝して、宇宙空間での使用に適した丈夫な材料を探すためのものです。
材料曝露実験装置7(MISSE-7A, MISSE-7B)はNASAの7回目の材料曝露実験のための装置で、第3回船外活動でエクスプレス補給キャリア2(Express Logistics Carrier: ELC-2)に取り付けられます。
商業軌道輸送サービス用UHF通信ユニット(Commercial Orbital Transportation Services (COTS) UHF Communication Unit: CUCU)は、ISSとドラゴン(Dragon)宇宙船、および地上のミッションコントロール間の通信に使用するものです。 また、ISSクルーがISSに接近してくるドラゴン宇宙船をモニタしたり、ISSから分離して遠ざかるドラゴン宇宙船をモニタする際にも、このCUCUを使用します。
NASAと契約を結んだSpace X社は、 2010年から2015年までの間に12回、ISSへの貨物輸送フライトを行い、20,000kg以上の貨物をISSに輸送することになっています。ドラゴン宇宙船は、与圧貨物と非与圧貨物の両方をISSに運搬することができ、また与圧貨物を地上に回収することもできます。
Space X社は、Falcon 9ロケットの初号機(2010年2月末に打上げ予定)に、ドラゴン宇宙船のモデル機を搭載する予定です。ドラゴン宇宙船の第1回目の検証飛行は、 Falcon 9ロケットの2号機で打ち上げられ、4, 5周回のミッションを実施する予定です。第2回目の検証飛行では、ISSへの接近飛行を行う予定です。第3回目の検証飛行では貨物を搭載してISSに結合する計画となっています。
なお、このランデブ/結合には、日本の宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)技術実証機で技術実証された方法が採用されます。
(写真、画像は全てNASA提供)
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