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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF3(STS-129)

第3回船外活動

最終更新日:2009年11月22日
ロバート・サッチャーランドルフ・ブレスニク

実施日:飛行8日目
担当:ロバート・サッチャー、ランドルフ・ブレスニク両宇宙飛行士

高圧ガスタンク(HPGT)の取付け

エクスプレス補給キャリア2(Express Logistics Carrier: ELC-2)から高圧ガスタンク(High Pressure Gas Tank: HPGT)を取り外し、HPGTを国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)で把持させます。その後、SSRMSによりHPGTは「クエスト」(エアロック)外部の取付け位置まで移動されます。

設置に先立ち、HPGTの取付け部のデブリシールドを取り外しておきます。そして、SSRMSからHPGTを受け取り、クエストに設置します。HPGTは、ふたつの酸素タンクと、ふたつの窒素タンクから構成されており、ISS内の空気制御・供給装置へガスを供給するほか、宇宙服の酸素タンクに酸素を充填する役割があります。設置後は、酸素タンクの配線作業を行います。

【動画】HPGTの取付け作業のイメージ

材料曝露実験装置7(MISSE-7)の取付け

ペイロードベイ(貨物室)の内壁に固定して運んできた材料曝露実験装置7(Materials ISS Experiment: MISSE-7)を取り出して、ELC-2に移送し取り付けます。

MISSE-7はNASAの7回目の材料曝露実験のための装置で、スーツケース形状の容器(Passive Experiment Container: PEC)内に宇宙空間へ曝露する素材が収容されています。

P1トラスに設置されているWETA

MISSEの取付けの様子(STS-105(7A.1)ミッション)

S3トラス上側のペイロード取付けシステム(PAS)の展開(※1)

S3トラス上部のペイロード取付けシステム(Payload Attach System: PAS)を展開します。このPASは、STS-134(ULF6)ミッションでISSに運ばれる、アルファ磁気スペクトロメータ(Alpha Magnetic Spectrometer: AMS-02)の取付け場所となります。AMS-02は、宇宙の反物質、および暗黒物質(ダークマター)を探索するための観測装置です。

※1:第2回船外活動で実施されました。

(特に断りの無い限り、写真、画像はNASA提供)

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