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国際宇宙ステーションの組立フライト ULF3(STS-129)

ミッション内容

最終更新日:2009年11月16日

STS-129(ULF3)ミッションでは、補給物資や実験機材の他に、船外用交換機器を運搬します。ミッションの内容は、主に以下の通りです。

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STS-129ミッション後の国際宇宙ステーション(ISS)のイメージ

ISS長期滞在クルーの帰還

第20次/21次長期滞在クルーとして約2ヶ月間ISSに滞在した、NASAのニコール・ストット宇宙飛行士を帰還させます。ストット宇宙飛行士はスペースシャトルで帰還する最後のISSクルーとなります。

※今後、ISS長期滞在クルーは、ソユーズ宇宙船でISS/地上間を往復します。

船外用交換機器の予備品の運搬

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(上から)ELC-1とELC-2

国際宇宙ステーション(ISS)の船外で使用する軌道上交換ユニット(Orbital Replacement Unit: ORU)の予備品を、2台のエクスプレス補給キャリア(EXPRESS Logistics Carrier: ELC)に搭載して運搬します。スペースシャトル退役後のISS船外機器類の故障に対応するため、本ミッションで運搬する予備品の量は、過去最大となります。

ELCの搭載品

  • 窒素タンク(Nitrogen Tank Assembly: NTA) [2台]
  • コントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG) [2台]
  • ポンプモジュール(Pump Module: PM) [2台]
  • バッテリ充電/放電ユニット(Battery Charge Discharge Unit: BCDU) [1台]
  • プラズマ接触ユニット(Plasma Contactor Unit: PCU) [1台]
  • ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のエンドエフェクタ (Latching End Effector: LEE) [1個]
  • アンモニアタンク(Ammonia Tank Assembly: ATA) [1台]
  • 高圧ガスタンク(High Pressure Gas Tank: HPGT) [1台]
  • カーゴ輸送コンテナ(Cargo Transport Container 1: CTC-1) [1台]
  • モービル・トランスポータ(Mobile Transporter: MT)のトレイルケーブルシステムのリールアセンブリ(Trailer Umbilical System-Reel Assembly: TUS-RA) [1台]
  • 材料曝露実験装置7(Materials International Space Station Experiment 7: MISSE-7)の取付け部

ELCの運搬と設置

2台のELC(ELC-1、ELC-2)に、ISSの船外で使用するORUの予備品を搭載して打ち上げられます。ISS到着後は、ISS船外で使用するORUの予備品を保管するための収納場所として、ISSのトラス上に恒久的に設置されます。

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ELCの設置位置

JAXAの実験用品の運搬・回収

JAXAの実験試料と交換用計測機器をISSへ運搬し、実験の成果と交換した計測機器を回収します。


(写真、画像は全てNASA提供)

 
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