国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する宇宙飛行士への「きぼう」に関する訓練はNASDAが行います。その訓練のひとつに「きぼう」システムアドバンスト訓練があります。これは基礎訓練の次に行われる訓練です。 1回目のアドバンスト訓練である1stフェーズアドバンスト訓練は、2001年12月~2002年3月に行われ、筑波宇宙センターにある船内実験室トレーナ、船内保管室トレーナやきぼうシステムトレーナを使用して、「きぼう」船内系システムについての訓練が行われました。 NASDAは2003年初めに、ISS搭乗宇宙飛行士に対して2ndフェーズアドバンスト訓練を実施する予定ですが、そのリハーサルとも言える訓練がパイロットコース訓練です。 パイロットコース訓練では、宇宙飛行士らに、訓練の設備や教材が揃っているか、訓練内容は適切かなどを評価してもらいます。またこの訓練は、教える側、つまりインストラクター自身の訓練でもあり、このような訓練を積み重ねた上で評価され、正式に訓練インストラクターとして認定されます。 |