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ISS搭乗宇宙飛行士の「きぼう」日本実験棟アドバンスト訓練実施

第6回アドバンスト訓練修了
土井隆雄宇宙飛行士ティモシー・J・クリーマー宇宙飛行士(NASA)
 第6回目は、土井隆雄宇宙飛行士、ティモシー・J・クリーマー両宇宙飛行士に対して2002年3月 4日から14日までの期間、実施されました。訓練スケジュールを終了した2名の宇宙飛行士には、修了証が授与されました。
 土井隆雄宇宙飛行士とティモシー・J・クリーマー宇宙飛行士の2名の修了式により今回のアドバンスト訓練の日程は全て終了いたしました。
 次回はロボットアーム、船外実験プラットフォーム、船外パレットおよびペイロードを中心とし、平成14年度秋以降に実施される予定です。

訓練の様子

修了式の様子
Real Video
[58sec:575KB]
修了式

船内実験室トレーナで説明を受ける土井、クリーマー両宇宙飛行士

きぼうシステムトレーナを使用した訓練


プレス公開
 初日の4日にはプレス公開が行われ、テレビ、新聞社、通信社等13社から報道陣が集まりました。
 きぼうシステムトレーナ、船内保管室トレーナ訓練公開の後は、すでに訓練を終了している古川、星出、角野宇宙飛行士も加わり、記者会見が開かれ、質疑応答が繰り広げられました。

集まった報道陣
報道陣に対する訓練概要の説明

訓練の様子を撮影する報道陣
訓練公開後、記者会見が行われました



過去の訓練

アドバンスト訓練の概要
 筑波宇宙センターで、2001年12月から国際宇宙ステーション(ISS)搭乗宇宙飛行士の「きぼう」日本実験棟アドバンスト訓練が開始されました。
 アドバンスト訓練は、ISSに搭乗する宇宙飛行士の訓練(アドバンスト訓練、インクリメント固有訓練)の段階のひとつで、各国際パートナー(IP)が分担して実施することになっています。今回のアドバンスト訓練は、NASDAの筑波宇宙センターで行う「きぼう」日本実験棟の船内実験室および船内保管室に関する訓練です。

  • ISS搭乗宇宙飛行士の訓練について
     ISS搭乗宇宙飛行士は、以下のフローに従って訓練を受けることになっています。
     アドバンスト訓練は、各IPの基礎訓練を終了した宇宙飛行士に対し、ISSシステム/ペイロードに関する知識および運用に関する共通的理解を与えることを目的とする訓練です。
    ISS搭乗宇宙飛行士の訓練フロー

  • 参加宇宙飛行士
     今年度は以下の宇宙飛行士が参加します。
    機関宇宙飛行士
    NASDA土井隆雄、若田光一、野口聡一、
    古川聡、星出彰彦、角野直子 (6名)
    NASAスティーブ・ロビンソン、ティモシー・J・クリーマー (2名)
    ESAレオポールド・エイヤーツ(フランス)、トーマス・ライター(ドイツ)、
    ペドロ・デューク(スペイン)、パオロ・ネスポリ(イタリア) (4名)


  • 訓練実施概要
     筑波宇宙センターの宇宙ステーション試験棟にて、2名1組(日本人宇宙飛行士と他IPの宇宙飛行士の組合せ)とし、今年度内に計6回実施します。訓練はインストラクタにより訓練システムなどを使用して英語で行われます。
    訓練内容は、「きぼう」船内系システムの概要、通信制御系、電源系、熱制御系、環境制御系の操作および異常時の対処、各機能の連係操作などです。


  • 今後の予定
     ロボットアーム、船外実験プラットフォーム、船外パレットおよびペイロードを中心としたアドバンスト訓練は、平成14年度秋以降に実施する予定です。


最終更新日:2002年 3月 14日

 
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