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ISSの水再生システム運用開始、2J/Aミッションに向けた準備など(2009年05月25日発行)
●5月18日~24日の実績
若田宇宙飛行士はこの週、「きぼう」日本実験棟船内実験室内で「軌道上遠隔医療の技術検証(軌道上における簡易型生体機能モニター装置の検証)」の2回目の実施や「きぼう」ロボットアームに関する作業を行いました。
5月18日に、水再生システム(Water Recovery System: WRS)の尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)のメンテナンス作業として、チェックバルブを取り外す作業を行いました。作業終了後、WRSの試験運用を行ったところ、問題なく稼働したため、5月20日、尿や空気中の水蒸気などから再生された飲料水の飲用を開始しました。WRSから再生された水は、飲料、食事の用意、実験に使用されるほか、米国の酸素生成システム(Oxygen Generation System: OGS)を使用した酸素の生成にも使われます。若田宇宙飛行士ら第19次長期滞在クルーと地上の管制官たちは、飲用開始のお祝いのセレモニーを行いました。
5月21日から22日にかけて、軌道上遠隔医療の技術検証(軌道上における簡易型生体機能モニター装置の検証)」の2回目として、ホルター心電計の記録を行いました。
5月22日には、STS-127(2J/A)ミッションに向けた作業として、「きぼう」ロボットアームのバックアップドライブシステム(Backup Drive System: BDS)の機能確認を行いました。このBDSは、ロボットアーム操作卓に異常などが発生しても、「きぼう」ロボットアームを安全に運用することができるように支援するシステムで、船内実験室内のロボットアーム操作卓横に常設されています。また22日には、自転車エルゴメータ(Cycle Ergometer with Vibration Isolation and Stabilization System: CEVIS)のメンテナンス作業として、ブレーキバンド周辺の清掃や記録写真の撮影を行いました。
●5月25日~31日の予定
5月25日に、「きぼう」船内実験室内に簡易個室の設置作業を行います。なお、この簡易個室は第20次長期滞在クルーのロバート・サースク宇宙飛行士が使用する予定です。5月28日には2J/Aミッションで行う船外活動の作業内容に関する確認を、5月29日には2J/Aミッションで地上に持ち帰る回収品の準備を行います。また5月29日には、第20次長期滞在クルーを乗せたソユーズ宇宙船(19S)がISSにドッキングし、ISSクルー6人体制が始まります。
●トピックス:ISSでの日常生活
ISSでの日常生活について、若田宇宙飛行士が撮影、解説を行った映像が公開されました! 宇宙での水を使わない歯磨きやシャンプーなど、若田宇宙飛行士自身が実践して紹介します。
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