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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

ウィークリーレポート

ISS第18次/第19次長期滞在クルー交代、船内実験室での実験運用など(2009年04月06日発行)

第18次、第19次長期滞在クルー交代セレモニー

第18次、第19次長期滞在クルー交代セレモニー

溶液結晶化観察装置(SCOF)の作業を行う若田宇宙飛行士
第19次長期滞在クルーのマイケル・バラット(左)、若田(中央)両宇宙飛行士とシモニー氏(右)


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●3月30日~4月5日の実績

若田宇宙飛行士はこの週、「きぼう」ロボットアームエアロックに関する作業をはじめ、科学実験の準備や地上へのデータ送信などを行いました。また、ISS第18次、第19次長期滞在クルーの交代セレモニーが行われ、若田宇宙飛行士は第19次長期滞在クルーとなりました。その他、JAXA広報イベントとして日本のテレビ局とのインタビューや、「きぼう」有償利用なども実施しました。

3月30日、31日、船内実験室で、「きぼう」ロボットアーム制御ラックのラップトップワークステーション(RMS Laptop Terminal:RLT)を起動し、「きぼう」ロボットアームに関する作業を行いました。この作業はSTS-127(2J/A)ミッションの前に、本作業のリハーサルとして、「きぼう」ロボットアームの機能確認や運用手順の評価するために行われました。

4月2日、船内実験室内の溶液結晶化観察装置(SCOF)に関連する作業で、2009年3月に終了した「氷結晶成長実験」の実験用セルの取外しや、4月9日に開始される「ファセット的セル状結晶成長機構の研究」の準備として、実験用セルの取付けを行いました。また、「軌道上遠隔医療の技術検証(軌道上における簡易型生体機能モニター装置の検証)」として、ホルター心電計の記録を開始しました。

4月3日には、ISS第18次/第19次長期滞在クルーの交代セレモニーで、第18次長期滞在クルーコマンダーのマイケル・フィンク宇宙飛行士から第19次長期滞在クルーコマンダーのゲナディ・パダルカ宇宙飛行士への指揮権移譲が行われました。これにより、若田宇宙飛行士は、正式に第19次長期滞在クルーとなりました。また、この日、JAXA広報イベントとして、若田宇宙飛行士は日本のテレビ局からのインタビューを受けました。その他、2日より記録を開始したホルター心電計を取り外し、得られたデータを地上に伝送しました。

4月5日、船内実験室内のエアロックの打上げ時固定具を取り外す作業を行いました。慎重性と時間を要された若田宇宙飛行士のこの作業により、「きぼう」のエアロックが使用可能な状態となりました。また、商業的な活動など利用者独自の目的で行われる「きぼう」有償利用を行いました。

●4月6日~12日の予定

週前半は、ソユーズ宇宙船(17S)の分離に向けた準備作業を行います。17Sは4月8日に分離予定です。4月9日には筑波の運用管制員と今後の作業などについて確認します。4月10日に、「きぼう」有償利用テーマ(COSMO FLOWER 2008)を行います。スペースシャトルミッション、ソユーズミッションを終え、ISSは通常の運用体制となり、4月11日、12日は休暇となる予定です。

「若田宇宙飛行士の主な作業予定(A改訂)」 [PDF: 55KB]

※予定の内容は、計画の見直しによって変更される可能性があります。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

【一言コラム:エアロックってどんなもの?】

国際宇宙ステーション(ISS)やスペースシャトルから外に出るときに使われるエアロック。エアロックとは、圧力の高い方から低い方へ激しい空気の流れを防ぐために、圧力の異なる場所の間に2枚のドアを設け、片方ずつ開くようにして人や物を移動できるようにしたものです。船外活動を行うときに宇宙飛行士はこのエアロックを通って宇宙空間に出ます。
「きぼう」日本実験棟にもエアロックが装備されており、こちらは物資専用。宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)がISSに運ぶ「きぼう」ロボットアームの子アームを、船内実験室から外に出すときに初めて使われます。

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