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日本人初のISS長期滞在クルー誕生!(2009年03月23日発行)
●3月16日~22日の実績
3月16日にSTS-119(15A)ミッション・スペースシャトル「ディスカバリー号」で打ち上げられた若田宇宙飛行士は、飛行3日目となる18日、国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、日本人初となるISS長期滞在クルーとして任務を開始しました。
ディスカバリー号がISSにドッキングしているこの週は、サンドラ・マグナス宇宙飛行士との引継ぎや、STS-119ミッションに関連した作業が中心に行われました。ロボティクスシステムの専門技術者である若田宇宙飛行士は、ISSやスペースシャトルのロボットアームを運用してS6トラスの設置や船外活動の支援などを行いました。
また、「きぼう」日本実験棟での生命科学実験、「両生類培養細胞における細胞分化と形態形成の調節(Dome Gene)」(代表研究者:浅島誠 東京大学 理事(副学長))の軌道上実験が開始され、若田宇宙飛行士は、「JAXA軌道上実験主任」(JAXAサイエンス・オフィサー)として実験の運用を取りまとめています。
3月20日に行われた米国広報イベントに参加した若田宇宙飛行士は、「日本は28品目の宇宙日本食があり、ISSのほかのクルーとも分け合う予定だが、それを食べるのを楽しみにしている。ISSではまだまだたくさん学ぶことがあるが、一瞬一瞬、本当に楽しい時をすごしている。」と語りました。
●3月23日~27日の予定
若田宇宙飛行士は、3月26日にディスカバリー号がISSから分離するまで、マグナス宇宙飛行士との引継ぎ作業を中心に、その他、船外活動中のISSのロボットアーム運用などを行います。分離時には、ISS船内からのビデオ撮影を担当します。また、分離後に行われるJAXA広報イベントに参加する予定です。
【一言コラム:カエルの細胞が人類の未来を担う!】
若田宇宙飛行士がISS長期滞在を始めてから初となる「きぼう」での実験、「DomeGene」。この実験ではカエルの細胞を使い、細胞や遺伝子が宇宙でどのような影響を受けるかについて調べます。人類が宇宙で生活し、子孫を増やしていく時代に向けて、重要な手がかりを得られることが期待されています。「きぼう」ではこれからも、人類の将来に役立つ実験がどんどん行われていきます。Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |