このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士の作業状況(2012年11月 9日)

写真:AQHで作業する星出宇宙飛行士(10月25日撮影)

AQHで作業する星出宇宙飛行士(10月25日撮影)(出典:JAXA/NASA)

11月8日、星出宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟での実験に関する作業や、帰還に向けた業務引き継ぎ、国際パートナーの医学研究に関する作業などを行いました。

「メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析(Medaka Osteoclast)」に関する作業の一環として、「きぼう」船内実験室の多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)のワークボリュームに設置されている水棲生物実験装置(Aquatic Habitat: AQH)にて、必要なデータの収集や飼育水槽の写真撮影などを行いました。

Medaka Osteoclast実験では、国際宇宙ステーション(ISS)の微小重力環境でメダカを飼育し、メダカの骨代謝を詳細に解析することで、微小重力環境で生じる骨量減少のメカニズムに迫ることを目的としています。

「長期宇宙滞在宇宙飛行士の毛髪分析による医学生物学的影響に関する研究(Hair)」の一環として、自身の髪の毛をサニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士に採取してもらい、冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)内の摂氏マイナス95度に設定されたトレイに保存しました。

この研究では、ISSに長期滞在する宇宙飛行士の飛行前・飛行中・飛行後の毛髪を採取し、毛幹の微量元含有量、および毛根部の細胞に含まれる遺伝子やタンパク質などの変化を詳細に分析することで、宇宙環境が人体に与える影響を評価し、宇宙飛行士の健康管理に役立てます。

11月19日に予定されているソユーズ宇宙船(31S)での帰還に備え、ケビン・フォード宇宙飛行士への業務引き継ぎの一環として、ISS長期滞在クルーが運動に使用している改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)の定期メンテナンス作業をフォード宇宙飛行士とともに実施しました。

同じく業務引き継ぎの一環として、水再生システム(Water Recovery System: WRS)の定常的な作業も、フォード宇宙飛行士とともに実施しました。保管されていたふたつの水バッグ(Contingency Water Container-Iodine: CWC-I)から気泡を除去した後、低流量移送ポンプを使用し、水バッグからWRSの水処理装置(Water Processing Assembly: WPA)に水を移す作業を開始しました。水の移送は明日まで継続されます。

国際パートナーの医学研究に関する作業では、NASAの「食事摂取から予想・予防できる宇宙飛行中および回復期間の骨代謝の変化(Pro K)」の2日目の作業として、食事で摂取した食べ物の記録を行いました。この研究では、食事で摂取した食べ物を記録するとともに、決められたタイミングで尿の採取およびpH測定、採血を行います。

欧州宇宙機関(ESA)およびドイツの長期宇宙滞在中の概日リズムの変化についての研究「CRHYT(Circadian Rhythms)」の被験者として、就寝前に計測データ取得のための装置が付いたベルトを身につけました。ベルトは36時間身につけて計測データを取得します。

飛行中健康管理の一環として、健康維持システム(Health Maintenance System: HMS)の眼圧測定装置を使用して、地上の専門家と交信しながら、ウィリアムズ、フォード両宇宙飛行士とともに、互いの眼圧の検査を実施しました。

そのほか、筑波宇宙センター(TKSC)の宇宙ステーション総合推進センター(Space Station Integration and Promotion Center: SSIPC)との定例の打ち合わせのため地上と交信しました。

ARISS(Amateur Radio on the International Space Station)プログラムの一環として、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)のアマチュア無線機器を起動し、イタリアのピエモンテ州の子供たちと交信しました。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

≫最新情報へ戻る

 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約