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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士、ドラゴン補給船運用1号機を放出(2012年10月29日)

10月25日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着した第33次/34次長期滞在クルーを迎え、新たな6人体制でのスタートを切った星出宇宙飛行士は、10月26日から28日にかけて、ドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のISSからの離脱に向けた準備、地上へ回収する物資の梱包および物資の移送を行いました。

第33次長期滞在クルー(出典:JAXA/NASA)

10月26日は、現在の6人体制における緊急時のクルーの役割や避難ルートについて、クルー全員で確認しました。

ISSで実施された実験のサンプルを地上へ回収するため、ドラゴン補給船運用1号機に搭載する実験サンプルの梱包手順について確認しました。実験サンプルはISSの冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保存されています。

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、「メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析(Medaka Osteoclast)」実験のため、水棲生物実験装置(Aquatic Habitat: AQH)の水槽のアンモニアなどの濃度を計測する水質検査を実施しました。

その他、ISS内の水再生システム(Water Recovery System: WRS)のメンテナンス作業を完了しました。

10月27日は、地上で回収される物資の梱包を行い、ドラゴン補給船運用1号機への搭載状況について地上に報告しました。

また、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士が実験サンプルを二重の冷却バッグ(Double Cold bag)に入れた後、星出宇宙飛行士は、「デスティニー」(米国実験棟)にある低温実験用冷蔵庫(General Laboratory Active Cryogenic ISS Experiment Refrigerator: GLACIER)の電源を落として実験サンプルを入れ、GLACIERをドラゴン補給船運用1号機に移送し、カプセル(与圧部)内に設置して電源を入れる作業を、記録のため写真撮影しました。

共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の制御装置(Control Panel Assembly: CPA)を、ドラゴン補給船運用1号機が係留している「ハーモニー」(第2結合部)の地球側ポートに取り付けました。

クルー全員で、来週のISSでの活動計画内容や確認すべき点について、ヒューストンのミッション・コントロール・センター(MCC)およびモスクワのツープ(TsUP)管制センターのタイムライン・プランナとSバンド音声通信で会議を行いました。

SSRMSに把持されるドラゴン補給船運用1号機(出典:JAXA/NASA)

10月28日は、ドラゴン補給船運用1号機のISSからの離脱に備え、ウィリアムズ宇宙飛行士とともに「デスティニー」(米国実験棟)と「きぼう」日本実験棟の窓のシャッターを閉じました。「デスティニー」からキューポラ(観測窓)までのケーブルを配置し、「デスティニー」とキューポラのSSRMSの操作卓の機能確認を行い、ドラゴン補給船運用1号機がISSから離れていく様子をモニタするための画像取得システムのセットアップなどの準備を行いました。

その後、ウィリアムズ宇宙飛行士とともにISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作し、ドラゴン補給船運用1号機を把持して放出ポイントまで移動させました。ドラゴン補給船運用1号機は、日本時間10月28日午後10時29分にSSRMSから放出されました。

その他、家族との交信などを行いました。

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