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星出宇宙飛行士、10月10日のドラゴン補給船到着に向けた準備を実施(2012年10月10日)
10月9日、星出宇宙飛行士は、この日の大半を10月10日に予定されているドラゴン補給船運用1号機(Spx-1)の到着に備えた作業に費やしました。
星出宇宙飛行士は、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士と一緒に、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)によるドラゴン補給船運用1号機の把持・結合に備えて、ROBoT(Robotics Onboard Trainer)と呼ばれる訓練用のソフトウェアを使用して、SSRMSの操作訓練を行いました。また、ドラゴン補給船運用1号機に搭載されている物資のリストや移送手順を確認した後、地上の担当者と交信し、係留期間中の移送作業について打ち合わせを行いました。その他に、ふたりは、ポータブル・コンピュータ・システム(Portable Computer System: PCS)をキューポラのロボットアーム操作卓に設置する作業や操作卓周りのケーブル敷設作業などを行い、SSRMSの運用準備を整えました。
ドラゴン補給船は、日本時間10月10日午後8時22分にSSRMSにより把持され、同日午後10時40分にISSに結合される予定です。
「きぼう」日本実験棟船内実験室では、「国際宇宙ステーション内における微生物動態に関する研究」(Microbe III)の一環で、勾配炉実験ラックの下に取り付けた空気サンプリング装置とパーティクルカウンタと呼ばれる微粒子の大きさを計測する計測器を作動させました。その後、空気サンプリング装置のフィルタに付着したサンプルを密封バッグに入れて、ISSの冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保管しました。
10月5日から開始した欧州宇宙機関(ESA)のENERGYと呼ばれる実験の被験者として、引き続き摂取した食事の記録や必要なデータの取得を継続しています。この実験は、長期滞在による摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスの変化を調べるとともに、総エネルギー消費量の内訳を明らかにし、宇宙飛行士の活動に必要なエネルギー量を求める法則を導くことを目的としています。
この日は、筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」運用管制室と作業状況を確認する定例の交信や、星出宇宙飛行士らISS長期滞在クルーが運動に使用している改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)の定期メンテナンスなども実施しました。
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