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星出宇宙飛行士、小型衛星を軌道上へ放出(2012年10月 5日)
10月4日、星出宇宙飛行士は、小型衛星放出技術実証ミッション実施のため、「きぼう」日本実験棟のロボットアームの操作卓や船外の様子を映し出すモニタなどの電源を入れました。また、「きぼう」のエアロックから、小型衛星などを取り付けた親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)を船外に搬出しました。
その後、地上からロボットアームが操作され、MPEPは放出位置まで移動されました。準備が全て整うと、星出宇宙飛行士はコマンドを送り、小型衛星5基のうち、まず2基(WE WISH、RAIKO)を放出しました。
残りの3基(FITSAT-1、F-1、TechEdSat)の放出は、地上からの遠隔操作により行われ、星出宇宙飛行士は放出される様子をモニタしました。
今回、エアロックを利用して、JAXAの文化・人文社会科学利用(Education Payload Observation: EPO)「手に取る宇宙 ~Message in a Bottle~」を行い、あらかじめ小型衛星とともにMPEPに取り付けておいたボトル(宇宙の真空を入れるボトル)の様子を撮影しました。
10月8日に打上げ予定のドラゴン補給船運用1号機(SpaceX-1 Commercial Resupply Services flight1: SpX-1)の到着に向けて、「デスティニー」(米国実験棟)と「キューポラ」(観測窓)にあるISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の操作卓の準備と点検を行いました。また、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士と共に、SpX-1を把持する運用の軌道上訓練を行いました。ドラゴン補給船のISSとのランデブ・結合は、JAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じ方式になっており、ISSの下方(地球方向)から徐々にISSに接近し、最後はSSRMSで把持され、ISSに結合されます。
実験活動としては、「きぼう」で「国際宇宙ステーション内における微生物動態に関する研究」(Microbe III)のため、作動させていたパーティクルカウンタと呼ばれる微粒子の大きさを計測する計測器を停止しました。
また、NASAの統合的心血管(Integrated Cardiovascular: ICV)実験の開始から24時間が経過したため、計測データを記録するカードや計測装置のバッテリなどを交換しました。この実験ではあと24時間分のデータ取得を行います。
その他、水供給装置(Portable Water Dispenser: PWD)のフィルタの交換などを行いました。
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