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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士ら「こうのとり」3号機の到着に備えた最終準備を実施(2012年7月27日)

7月26日、星出宇宙飛行士は、日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)が国際宇宙ステーション(ISS)に到着するため、その準備や「こうのとり」3号機の際の対応を行いました。

「こうのとり」3号機に入室した星出宇宙飛行士

「こうのとり」3号機に入室した星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

NASAのジョセフ・アカバ宇宙飛行士、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士とともに、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)操作のコンピュータ訓練を実施しました。

また、アカバ宇宙飛行士、ウィリアムズ宇宙飛行士らの支援により「こうのとり」3号機のISS結合時の位置決め用のカメラ(Centerline Berthing Camera System: CBCS)がハーモニー(第2結合部)地球側ポートに設置され、動作確認が行われました。さらに、ISSの船外に設置されている複数のカメラの調整も行われました。アカバ宇宙飛行士は「きぼう」日本実験棟で、JAXAのサポートを受けながら、コントロールパネルの確認作業を行いました。

「こうのとり」3号機は、日本時間本日7月27日午後9時04分にSSRMSにより把持され、翌日同7月28日未明にISSに取り付けられる予定です。これらの模様はライブ中継を行います。≫ ライブ中継ページへ

その後、午後9時頃に「こうのとり」3号機のハッチが開かれ、クルーが入室する予定です。星出宇宙飛行士も、「こうのとり」3号機が「どんな姿を見せてくれるか、楽しみ!」と自身のツイッターで呟いています。

星出宇宙飛行士は、実験活動として、NASAの統合的心血管(Integrated Cardiovascular: ICV)実験のデータ取得期間が終了したため、身に付けていたアクティウォッチやホルター心電計を外しました。得られたデータは地上へ送信するためのコンピュータに転送しました。

また、NASAの「食事摂取から予想・予防できる宇宙飛行中および回復期間の骨代謝の変化(Pro_K)」実験5日目の作業として、食べたものの記録をしたほか、自身の尿と血液の採取を行い、冷凍遠心器にかけてから「きぼう」日本実験棟にある 冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保存しました。

その他、クルー6人全員で、ISSでの火災や減圧などに対する緊急時の避難訓練を行いました。

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