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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

古川聡宇宙飛行士

古川宇宙飛行士の作業状況(2011年10月11日)

写真:地上と交信を行う古川宇宙飛行士(左)(10月7日)(出典:JAXA/NASA)

地上と交信を行う古川宇宙飛行士(左)(10月7日)(出典:JAXA/NASA)

10月7日、古川宇宙飛行士は、カナダ宇宙庁(CSA)の医学実験である「長期宇宙飛行による心臓血管への影響(Cardiovascular Health Consequences of Long-Duration Space Flight: Vascular)」の実験を開始し、マイケル・フォッサム宇宙飛行士とともに血液採取を行い、冷却遠心機(refrigerated centrifuge)にかけた後、冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保存しました。

また、食事摂取についてのアンケート(Food Frequency Questionnaire: FFQ)に回答しました。FFQは、宇宙飛行士が過去1週間に食べたものを記録し、どのような栄養を摂取したかを調査するもので、地上の専門家が宇宙飛行士の栄養状態を把握し、健康維持のためのアドバイスを行うのに役立ちます。

その他、音響測定装置(Sound Level Meter: SLM)を使用して、国際宇宙ステー ション(ISS)内の各箇所の騒音調査を行いました。

10月8日は、毎週土曜日に行う船内の清掃活動のほか、宇宙医学実験支援システムを使用して、「長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究(Biological Rhythms)」のデータ分析を行い、その模様を録画したり、米国の教育プログラムの一環で、ISSから観察することができる宇宙での数多くの現象などについて、フォッサム宇宙飛行士と説明を行いました。

キューポラ(観測窓)では、超高感度ハイビジョンカメラシステム(Super Sensitive High Definition Television Camera System: SS-HDTV)に赤外線カットフィルタと8ミリレンズを付けてオーロラの撮影を行い、データのメモリーカードの交換を行いました。また、ジャコビニ流星群の撮影も行いました。

10月9日は、キューポラ(観測窓)に設置していたSS-HDTVを取り外し、「きぼう」日本実験棟船内実験室内に保管したり、家族との交信(Private Family Conference: PFC)を行いました。

10月10日には、船内のホルムアルデヒドを検出するキット(Formaldehyde Monitoring Kit: FMK)を設置しました。FMKは2日間設置し、取り外した後、地上で分析が行われます。

船内の空気中に含まれる揮発性有機化合物を検出する装置(Air Quality Monitor: AQM)を起動させ、5時間後に装置を停止しました。NASAは、この装置を米国のクルー健康管理システム(Crew Health Care System: CHeCS)の一環と して使用するため、まず数ヶ月間使用し、評価する予定です。

また、水質検査のため、有機炭素分析器(Total Organic Carbon Analyzer: TOCA II)を使用し、水再生システム(Water Recovery System: WRS)の水のサンプル採取を行いました。

メンテナンス作業としては、以前から定期的に行っていた自転車エルゴメータ(Cycle Ergometer with Vibration Isolation and Stabilization System: CEVIS)の制振装置の損傷などを点検しました。

その他、組織等価比例計数管(Tissue Equivalent Proportional Counter: TEPC)の電源を落とし、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)から「デスティニー」(米国実験棟)に移設しました。TEPCは、ISS内の宇宙放射線を測定する装置です。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

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