国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(8S)
ロシア連邦宇宙局(FKA)と 米国航空宇宙局(NASA)によれば、2003年10月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた第8次長期滞在クルー2名と、第9次長期滞在クルーと共に2003年4月19日に打ち上げられ、短期間の滞在を終えた欧州宇宙機関(ESA)の訪問クルー1名の計3名が、ISSにドッキングしていたソユーズ宇宙船(7S)にて、日本時間4月30日午前9時12分に、カザフスタン共和国に無事着陸しました。 なお、JAXAが実施・参加した以下の実験に関わる装置及び試料がクルーとともに帰還しました。 現在ISSには、第9次長期滞在クルー2名が滞在しています。 8Sフライトは、スペースシャトル「コロンビア号」の事故のため飛行が延期されているスペースシャトルの代わりとして長期滞在クルーの交代を行うと共に、新しいソユーズ宇宙船をISSに届ける(*)ミッションです。
ソユーズTMA-4宇宙船(8S)で打ち上げられた第9次長期滞在クルー(マイケル・フィンク宇宙飛行士、ゲナディ・パダルカ宇宙飛行士)と欧州宇宙機関(ESA)のアンドレ・カイパース宇宙飛行士は、打上げから2日後にISSにドッキングします。そしてISSに滞在していた2名の第8次長期滞在クルーとアンドレ・カイパース宇宙飛行士は、2003年10月からISSに結合しているソユーズTMA-3宇宙船(7S)に搭乗し地球に帰還します。ソユーズTMA-4宇宙船は、約180日間ISSに結合させておく予定です。
なお、8Sフライトでは、フランス国立宇宙研究センター(CNES)が実施している国際共同実験として第1回国際線虫実験が行われます。この実験にNASA、カナダ宇宙庁(CSA)と共にJAXAも参加しています。
最終更新日:2004年5月7日
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