8Sフライトでは、第9次長期滞在クル-と欧州宇宙機関(ESA)のアンドレ・カイパース宇宙飛行士の計3名がソユーズ宇宙船でISSへ向かい、ISSに滞在していた2名の第8次長期滞在クル-とカイパース宇宙飛行士の計3名が帰還します。
ISSコマンダー/ソユーズ・コマンダー ゲナディ・パダルカ(Gennady I. Padalka)
1958年6月21日、ロシア クラスノダール生まれ。ロシア空軍大佐。 1991年にガガーリン宇宙飛行士訓練センターのテスト宇宙飛行士となる。 1998~1999年にかけてミールの第26次長期滞在クルーとしてミールに198日間滞在。 ISS第4次長期滞在クルーのバックアップとして訓練を受講。 今回が2回目の飛行。
ISSフライトエンジニア/サイエンスオフィサー (ソユーズ・フライトエンジニア2) マイケル・フィンク(Edward "Mike" Fincke)
1967年3月14日、ペンシルバニア州生まれ、米国空軍中佐。 1996年に宇宙飛行士に選抜される。 JSCでの2年間の訓練を終えた後、ISS CAPCOMを務める。 ISS第4次、第6次長期滞在クルーのバックアップを務めた後、ソユーズ宇宙船の副操縦士(フライトエンジニア)の資格を取得。 今回が初フライトとなる。
ESA宇宙飛行士 (ソユーズ・フライトエンジニア1)
1958年、オランダのアムステルダム生まれ、医学博士。 1999年に欧州宇宙機関(ESA)に選抜される。 1991年からESAの生理学的実験の準備、調整、データの収集などに携わる。 今回はISSで8日間の実験を行った後、第8次長期滞在クルーとともに帰還する。 今回が初飛行。
予定通りに帰還すれば、第8次長期滞在クルーは、192日間の宇宙滞在となります。
ISSコマンダー / NASAサイエンティスト マイケル・フォール(Michael Fole)
1957年1月6日 イギリス生まれ 1983年よりNASA JSCでペイロードオフィサーとなり、STS-51G, 51-I, 61-B, 61-Cのペイロード運用を担当。1987年に宇宙飛行士候補生に選抜。 STS-45, 56, 63, 84/86(ミールに4ヶ月滞在), 103で飛行。178日間の宇宙滞在記録を持ち、3回のEVAを経験。ミール滞在時には、プログレス補給船の衝突事故による船内減圧からの復旧・姿勢の立て直しを行った。 JSCの技術分野のアシスタント・ディレクター。 今回が6回目の飛行であった。
フライトエンジニア / ソユーズ・コマンダー アレクサンダー・カレリ(Alexander Kaleri)
1956年5月13日 ラトビア生まれ 1984年4月エネルギア社の宇宙飛行士候補生に選抜され、1987年にパイロット宇宙飛行士に任命された。 1992年3月から8月まで、ミール11ミッションで飛行し、145日間宇宙に滞在。1996年8月から1997年3月まで、ミール22ミッションで飛行し、197日間宇宙に滞在。2000年4月から6月まで、ミール最後の滞在クルーとなったミール28ミッションに参加して、72日間宇宙に滞在。宇宙滞在日数は合計で416日間、この間にEVAを4回経験した。カレリは、第5次長期滞在クルーのバックアップコマンダーとして訓練を受けている。 2002年12月に、当初第7次長期滞在クルーとして飛行予定であったセルゲイ・モスチェンコと交代して、STS-114に搭乗することになったが、コロンビア号事故の影響を受けて第8次長期滞在クルーへ変更となった。 今回が4回目の飛行であった。