国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(8S)
8Sミッションでの打上げ物資
8Sミッションでは、米国の最低限必要な物資として、線量計、クルーの健康維持器具等が運ばれます。また、食料品、予備の部品や医学機器、衣服、消耗品、修理用の機材(エレクトロン(酸素生成装置)の故障したBZh液体ユニットの外部マイクロポンプ2台など)等も運ばれるほか、欧州宇宙機関(ESA)の実験装置や、以下に示すような国際的な実験試料も運ばれます。
- フランス国立宇宙研究センター(CNES)が計画している国際共同実験
実験機会・装置はCNESが提供し、JAXA、カナダ宇宙庁(CSA)、NASAは資金や実験技術で協力し、実験試料(C.elegans(線虫))は各機関が実験目的にあわせて持ち寄り提供します。
日本の研究テーマは、「微小重力のC.elegansの初期発生、筋発達過程に及ぼす影響と重力感受機構のゲノム解析」です。
7Sミッションでの回収物資
プログレス補給船(13P)で運び、ISS上で実験が行われていたJAXAのタンパク質結晶成長実験を載せたGCF(Granada Crystallization Facility)が回収されます。
その他、空気のサンプル、飲料水・凝縮水のサンプル、線量計、個人用の品物、ロシアとESAの実験装置等が回収される予定です。
最終更新日:2004年4月14日
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