飛行9日目、国際宇宙ステーション(ISS)では、米国中部夏時間4月13日午前1時14分(日本時間4月13日午後3時14分)に本ミッション最後となる第3回船外活動が開始され、4月13日午前7時38分(同4月13日午後9時38分)に終了しました。
第3回船外活動の作業時間は6時間24分でした。
また、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)からの物資の移送も行われました。飛行8日目までに、75%の物資の移送が終了しています。
第3回船外活動は予定より57分早く開始され、新しいアンモニアタンク(Ammonia Tank Assembly: ATA)への流体配管の接続、クエスト(エアロック)から外されて保管されていたデブリシールドの回収、古いATA の回収が行なわれました。
なお、回収したATAをペイロードベイ(貨物室)の軽量型曝露実験装置支援機材キャリア(Lightweight Multi-Purpose Experiment Support Structure Carrier: LMC)に固定する際に、ボルト締めに時間を要したため、「コロンバス」(欧州実験棟)からの軽量取付け台(Lightweight Adapter Plate Assembly: LWAPA)の回収と、P1ラジエータのグラプル・フィクスチャ保管ビーム関連作業がキャンセルされ、代わりに、STS-132(ULF4)ミッション(2010年5月予定)の準備作業として、Z1トラスの作業時の足場として使用する関節付きポータブル・フット・レストレイント(Articulating Portable Foot Restraint: APFR)の移動と配線作業が行われました。
また、新しいATAへの流体配管の接続後、地上からのコマンドで新しいATAを起動させる際に、ATA加圧用の窒素バルブが機能しない問題が発生したため、NASAの飛行管制官により、原因究明作業が続けられています。
- 第3回船外活動
- JAXAデイリーレポート 飛行9日目(Flight Day 9)
- 飛行9日目の活動内容の詳細を掲載しています。
- 19A(STS-131)飛行9日目ハイライト(第3回船外活動、物資移送)
- 飛行9日目のハイライト映像をご覧いただけます。
- STS-131 NASAステータスレポート#17
- NASA発行のレポートの仮訳です。