国際宇宙ステーション(ISS)では、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)とスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)によるS6トラスの移動などが行われました。
SSRMSに把持されたS6トラスはまず、ペイロードベイ(貨物室)から取り出され、SSRMSからSRMSへ引き渡されました。その後、SRMSから再度SSRMSに受け渡され、最終取付け位置近くまで移動しました。若田宇宙飛行士は、SRMSからSSRMSへの受け渡しの際、SSRMSでS6トラスを受け取る作業を担当しました。
S6トラスはSSRMSで把持された状態で一晩待機し、飛行5日目にISSに取り付けられます。
また、「両生類培養細胞による細胞分化と形態形成の調節(Dome Gene)」(代表研究者:東京大学 浅島誠理事(副学長))の軌道上実験が開始され、若田宇宙飛行士は実験サンプルを細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)に取り付ける作業を行いました。飛行4日目にはその他、米国広報イベント、第1回船外活動の準備が行われました。
- S6トラス
- S6トラスの取出し、取付けについて掲載しています。
- 若田宇宙飛行士による「きぼう」日本実験棟での初の軌道上実験が行われました
- DomeGeneの軌道上実験開始について掲載しています。
- STS-119 NASAステータスレポート#06
- STS-119 NASAステータスレポート#07
- NASA発行のレポートの仮訳です。
飛行5日目の第1回船外活動では、S6トラスの取付け、太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の展開準備などが行われ、その後、S6トラスの起動、太陽電池ラジエータの展開が行われる予定です。若田宇宙飛行士はSSRMSを操作し、S6トラスの結合、船外活動を支援します。