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STS-117ミッションは、スペースシャトル「アトランティス号」によるNASAのスペースシャトルミッションであり、国際宇宙ステーション(ISS)組立てのフライト名では13Aフライトと呼ばれています。
ミッションの内容は、主に以下の通りです。
ISSのS1トラスの先端にS3/S4トラスが取り付けられます。これにより、太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)が追加され、今後予定されている宇宙航空研究開発機構(JAXA)や欧州宇宙機関(ESA)の実験棟の結合に向け、ISSへの供給電力が増大されます。
今後のミッションで実施するP6トラスの移設に備えるため、そしてS4トラスのSAWが回転する際に干渉するのを防ぐためにP6トラスの右舷側のSAWを収納します。左舷側のSAWは前回のSTS-116ミッションで収納されています。
実験装置や交換部品、予備品、食料・衣服などの生活物資をISSへ運びます。
軌道上でのセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用した強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)の損傷の有無を検査します。また、ISSからスペースシャトルの熱防護システム(RCCと耐熱タイル)の状況を撮影するために、ISSとのドッキング前にランデブー・ピッチ・マヌーバ(縦方向に360度回転)を行います。
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