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第1回 航空機による学生無重力実験コンテスト 実施結果
開催時期:2002年12月19日~27日(コンテストは終了しております)
募集期間は平成14年7月5日から7月末までで、24件の応募があり4テーマが選定されました。
選定されたチームは、平成14年8月から12月にかけて、実験の準備を行いました。
選定されたチームは、平成14年12月、名古屋空港で航空機実験を行いました。 |
■日記
・Aチーム: | |
・Bチーム: |
平成15年3月24日、実験の成果報告会が
「サイエンスキャンプ(場所:宇宙開発事業団(現:宇宙航空研究開発機構)筑波宇宙センター)」
で開催されました。
・サイエンスキャンプ結果報告
・細矢 治夫(委員長) | お茶の水女子大学名誉教授(化学) |
・高柳 雄一 | 高エネルギー研究機構教授(宇宙科学全般) |
・竹内 伸 | 東京理科大学教授(物理学) |
・岡田 益吉 | 国際高等研究所副所長 筑波大学名誉教授(生物学) |
・中丸 邦男 | NEC東芝スペースシステム(株)エグゼクティブコンサルタント(宇宙技術開発全般) |
・小林 康徳 | 宇宙科学研究所教授(宇宙工学) |
・毛利 衛 | 日本科学未来館館長 宇宙開発事業団宇宙飛行士(化学) |
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学校名 チーム名 |
: ■ お茶の水女子大学 理学部化学科 : ■ Bチーム |
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提案者 | : ■ 中西 奈美 佐々木 亜紀子 | |
テーマ概要: 化学反応の中には、反応によって生成した物質(生成物質)が再び反応する物質となり、生成物質が時間経過とともに爆発的に増えるものがある。この自己触媒反応に分類される反応では、生成物質が爆発的に増加した時の濃度変化が化学波動と呼ばれる"波"として溶液中を伝わる。エチレンジアミン四酢酸コバルトと過酸化水素はこのような反応を起こし、化学波動が伝播する。その際、磁場が化学波動に対して予想外に大きな効果を及ぼすことが知られている。本実験は、この反応における対流の寄与を調べ、磁場効果のメカニズムを研究するために行う。 |
学校名 チーム名 |
: ■ 奈良県立医科大学 医学部 耳鼻咽喉科 : ■ Bチーム |
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提案者 | : ■ 岡本 譜史 | |
テーマ概要: 普通あおむけに泳ぐサカサナマズは、姿勢を保つ上で重要な働きをする前庭器官を片方摘出した直後、回転水流内で安定した背泳姿勢がとれなくなるが、一ヶ月後には正常に背泳するようになることが地上で確認されている。これは残った片側の前庭器官による代償作用("前庭代償")が生じたことを示している。本実験では、片側の前庭器官を摘出したサカサナマズを回転水流内に一ヶ月間曝した後、パラボリックフライト中の遊泳行動を観察し、この"前庭代償"が環境に依存するものか、先天的なものかを調べる手がかりを得る。 |
学校名 チーム名 |
: ■ 東京大学 教養学部理科 I 類 : ■ Aチーム |
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提案者 | : ■ 細居 洋介 鮫島 昌弘 平井 真理子 長谷川 賢 藤野 真人 | |
テーマ概要: 微小重力下において、メダカに地上でかかる重力とは異なる横方向に擬似重力(遠心力)をかけ、その時の水槽内でのメダカの位置を観察、解析することでメダカがどの程度の重力を感じているかを調べる。また、水槽の回転数を変えることで人工重力の強さを変化させ、メダカの挙動を調べるとともに、水流の圧力分布がメダカの姿勢制御、位置制御に与える影響を観察し、解析を行う。 |
学校名 チーム名 |
: ■ 青山学院大学 工学部機械工学科 : ■ Aチーム |
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提案者 | : ■ 宮田 啓志 荒木 慎也 | |
テーマ概要: Wickingは、液滴が付着した表面の温度分布によって液滴内部に表面張力差が生じ、液滴全体が流動する現象である。この現象は「はんだ」の溶融時に観察され、接合不良の原因ともなるものである。地上で「はんだ」などの液体側の密度が大きいために重力の影響を強く受けるが、微小重力下ではこれら密度差による動きが抑えられ、Wicking現象が観察され易くなる。本実験では表面張力差による流れの観察し易い試料(シリコンオイルなど)を用いてワイヤ上でWicking現象をとらえ、解析を行う。 |
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