̃y[ẂAߋɌJꂽ̃A[JCuy[WłBN؂Â񂪊܂܂Ô\܂B܂A݂WebuEU[ł͈ꕔ@\Ȃ”\܂B
 
JAXAgbvy[W
 JAXAgbvy[W FXe[VEڂLEZ^[ TCg}bv
 

JAXAの宇宙飛行士

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2006年10月

<< 9月 | 11月 >> homeindexback

JAXA宇宙飛行士の2006年10月の活動状況についてご紹介します。

細胞培養装置(CBEF)のインクリメント固有訓練リハーサル

写真:より大きな写真へ
訓練を受ける宇宙飛行士役としてリハーサルに参加する土井宇宙飛行士

土井宇宙飛行士は、筑波宇宙センター(TKSC)にて、「きぼう」日本実験棟船内実験室に設置される予定の細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)インクリメント固有訓練リハーサルに参加しました。CBEFは、微小重力の培養室と、回転テーブルで重力をコントロールできる培養室のふたつの培養室を搭載した実験装置です。

インクリメント固有訓練とは、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する宇宙飛行士に対して行う訓練のひとつで、担当宇宙飛行士が実施する固有な訓練です。今回のリハーサルでは、CBEFが打ち上げられた後、軌道上で運用できる状態にするまでの準備作業に関わる訓練が行われ、訓練を受ける宇宙飛行士役として参加した土井宇宙飛行士は、訓練をより良くするために、訓練全体の評価を行いました。

CBEFの訓練リハーサルに参加しました。CBEFは宇宙空間で、生物の基礎をなしている細胞を培養することができます。特にこの装置では、荷重力実験用回転テーブルが付いていて、宇宙の無重量状態と地球の重量状態の両方の環境を作り出す事ができます。CBEFが宇宙に上がると、私たちの体が宇宙でどのように変化していくかを細胞レベルで知る事ができると同時に、私たちが宇宙空間で生活していくための基礎的な知見が得られます。

「きぼう」船内実験室 End-to-End 試験

写真:より大きな写真へ
軌道上のクルー役を務める土井(右)、星出(左)両宇宙飛行士

土井、星出両宇宙飛行士は、TKSCとNASAジョンソン宇宙センター(JSC)、ケネディ宇宙センター(KSC)を結んで行われた、「きぼう」船内実験室 End-to-End試験に参加しました。

End-to-End 試験とは、「きぼう」が打ち上げられた後の運用を模擬して、TKSCから「きぼう」へのコマンドの送信や「きぼう」からTKSCへのテレメトリの受信が正常に行われることを確認する試験です。

今回の試験では、土井、星出両宇宙飛行士が、NASA宇宙飛行士2名とともに、軌道上のクルー役として参加しました。土井、星出宇宙飛行士たちは、ポータブル・コンピュータ・システム(Portable Computer System: PCS)を使いコマンドを送信し、ISSから「きぼう」船内実験室へ電源を供給する初期起動作業や、「きぼう」船内実験室と「きぼう」船内保管室を結合する共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の起動作業を行いました。

「きぼう」日本実験棟運用シミュレーション訓練

写真:より大きな写真へ
訓練に参加する土井宇宙飛行士

土井宇宙飛行士は、TKSCにて行われた「きぼう」船内実験室の運用シミュレーション訓練に参加しました。この訓練は、「きぼう」の運用に向けて、飛行管制官の運用技術向上を目的に、毎月数回実施されています。

運用管制室と「きぼう」を模擬する「きぼう」シミュレータを結び、国際宇宙ステーション(ISS)に「きぼう」船内実験室が結合した後に行うシステム機器の交換運用を模擬した運用シミュレーション訓練が行われました。飛行管制官がシステム機器の起動作業を行う中、土井宇宙飛行士は軌道上のクルー役として起動作業の支援を行いました。また、飛行管制官が地上の運用管制室で行う作業をより理解するために、「きぼう」のシステム運用担当者の作業に立ち会いました。

第1回精神心理訓練ワーキンググループ

向井宇宙飛行士は、ロシアのモスクワで開催された第1回精神心理訓練ワーキンググループに参加しました。精神心理訓練ワーキンググループは、ISS長期滞在クルーに対する訓練の内容、ならびに訓練スケジュールなどに関して各国際パートナ間で調整を行う国際訓練管理会議(International Training Control Board: ITCB)の下に組織されました。精神心理訓練ワーキンググループでは、各国際パートナの訓練担当・精神心理担当・宇宙飛行士が参加し、ISS長期滞在クルーに必要となる精神心理的な能力を宇宙飛行士が身につけるための、具体的な訓練プログラムの開発に向けた検討を行っています。

向井宇宙飛行士は、二回の宇宙飛行経験と訓練を受けてきた経験、そして医学的な知識を基にワーキンググループへ参加し、訓練プログラム開発についての検討を行いました。

最終更新日:2006年11月24日

<< 9月 | 11月 >> homeindexback
JAXAトップページへサイトポリシー