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JAXAの宇宙飛行士

JAXA宇宙飛行士活動レポート 2004年4~5月

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JAXA宇宙飛行士の2004年4~5月の活動状況についてご紹介します。

ソユーズ訓練

古川・星出・山崎(旧姓角野)宇宙飛行士は、4~5月にかけて、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)にて、ソユーズ宇宙船に係る訓練第2回目の後半を受けました。この訓練は、ソユーズ宇宙船のフライトエンジニアの資格を取得することを目的とし、第1回目は2003年7~9月にかけて、第2回目の前半は2004年1~3月にかけて行われました。ソユーズ訓練の目的やソユーズ宇宙船についての詳細は以下をご覧ください。
日本人国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士のソユーズ訓練参加について

オーラン宇宙服を着用する古川宇宙飛行士 オーラン宇宙服を着用した山崎(旧姓角野)宇宙飛行士
オーラン宇宙服を着用する古川宇宙飛行士。オーラン宇宙服は背中から入ります。 オーラン宇宙服を着用した山崎(旧姓角野)宇宙飛行士
オーラン宇宙服を着用した星出宇宙飛行士 Hydro Laboratoryのプールへ入る星出宇宙飛行士
オーラン宇宙服を着用した星出宇宙飛行士 Hydro Laboratoryのプールへ入る星出宇宙飛行士
Hydro Laboratoryのプール内のISSモックアップ(実物大模型) 水中での船外活動訓練
Hydro Laboratoryのプール内のISSモックアップ(実物大模型) 水中での船外活動訓練

今回の訓練では、姿勢制御システムに係る訓練や宇宙服を着用した水中での船外活動訓練を中心に、テレメトリシステムに係る訓練、ロシア語訓練、体力訓練などを行いました。

姿勢制御システム訓練では、ISSから地球に帰還する際の姿勢制御について、またISSにドッキングする前のランデブー時の姿勢制御について、講義やシミュレータを用いた訓練が行われ、試験も実施されました。

宇宙服を着用した水中での船外活動訓練では、ロシア製の船外活動用宇宙服であるオーラン宇宙服を着用し、Hydro Laboratoryという訓練施設で水中訓練を行いました。水中に設置されたISSロシア要素のモックアップ(実物大模型)を使用し、エアロックから宇宙空間に出て船外活動を行いISS内に戻ってくるまでの過程を模擬し、船外活動の基本動作の習得を行いました。心電図、脈拍、呼吸数、体温などが常にモニタされ、いかに落ち着いて作業ができるか、いかに先の行動を読み無駄なく作業ができるかといったことが強調されました。

今回の訓練でソユーズ訓練は一通り終了し、3名の日本人宇宙飛行士はソユーズ宇宙船のフライトエンジニアの資格を取得しました。ソユーズ訓練のまとめや成果についての詳細は以下をご覧ください。
国際宇宙ステーション搭乗日本人宇宙飛行士のソユーズ訓練修了について(報告)

「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)訓練

若田宇宙飛行士
若田宇宙飛行士

若田宇宙飛行士は、カナダ宇宙庁(CSA)にて4月13日から約3週間、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)の訓練を受け、操縦資格を取得しました。

若田宇宙飛行士は、NASA宇宙飛行士室におけるロボティクス教官宇宙飛行士の仕事も担当しており、宇宙飛行士のロボットアーム運用の指導と評価にも当たっています。そのために必要な技量のひとつとして今回の訓練カリキュラムを修了しました。

これにより、スペースシャトルのロボットアームを操作して、日本やNASAの人工衛星回収(STS-72ミッション)、ISS組立(STS-92ミッション)等を宇宙で実際に行った経験に加え、「きぼう」日本実験棟のロボットアーム、カナダアーム2と、ISS計画に関わる3つのロボットアームの操縦資格を取得したことになります。また、若田宇宙飛行士は1999年に日本の技術試験衛星VII型(おりひめ・ひこぼし)搭載ロボットアームの筑波宇宙センターからの遠隔操作実験にも参加しています。

現在、若田宇宙飛行士はNASAの宇宙飛行士室でスペースシャトル飛行再開に向けた開発試験を中心に、ロボットアームや船外活動の開発・運用の技術的な業務を担当しています。

第1回JAXAタウンミーティング

5月29日、宮崎県都城市で、第1回のJAXAタウンミーティング(市民参加による宇宙に関する対話集会)が開催されました。JAXAタウンミーティングは、広く市民に宇宙活動について知ってもらう意見交換の集会として、今回はじめて開催されたものです。

土井宇宙飛行士と的川執行役
土井宇宙飛行士と的川執行役

「宇宙への市民参加」という題名で開かれたこの第1回タウンミーティングには、JAXAから土井宇宙飛行士、的川執行役が出席し、170人を超える市民の皆様にご参加を頂くことが出来ました。

宇宙への市民参加というテーマのもと、土井宇宙飛行士が宇宙における自らの活動を紹介し、その後質疑応答では、会が進むにつれ市民の皆様からの質問が活発になり、現状の宇宙開発や、有人宇宙飛行についての意見や質問をいただきました。

最後には時間がなくなり、数多くのご質問を残したまま終了することになってしまいましたが、皆さまから頂いた多数のご意見やアンケートをもとに、今後の宇宙開発をどのように進めていくべきかを、私たちJAXAも皆様と一緒に考えていきたいと思います。

ISTS(宇宙技術および科学の国際シンポジウム)トークショー

宮崎県宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾートで開催されたISTS(宇宙技術および科学の国際シンポジウム)のオープニングイベントとして、5月30日、土井宇宙飛行士によるトークショーが開催されました。会場のコンベンションホールは約800人のお客様でほぼ満席となりました。

プレゼントを手渡す土井宇宙飛行士
プレゼントを手渡す土井宇宙飛行士

ブルースーツ姿で登場した土井宇宙飛行士は、自らの船外活動のビデオやスペースシャトルの様子などを撮影した映像などで、丁寧に解説しました。また講演のあとの質問コーナーでは、特に子どもたちから寄せられた宇宙についての質問について、ひとつひとつ丁寧に答えていました。「どんな勉強をすれば宇宙飛行士になれますか」という子供からの質問に対し、土井宇宙飛行士は、「宇宙に行きたいという思いが大切で、将来は科学者や医者だけではなく、教師や芸術家なども宇宙に行くようになるだろう。」と説明しました。

今回は、トークショーのあとに抽選会が開かれ、幸運な当選者に土井宇宙飛行士から、H-IIAロケットの模型などが手渡されました。

最終更新日:2004年6月21日

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