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ISS搭乗宇宙飛行士

ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート 2004年3月

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ISS搭乗宇宙飛行士の2004年3月の活動状況についてご紹介します。

流体物理実験装置(FPEF)人間工学設計評価

FPEF本体および供試体の人間工学設計評価を行う古川宇宙飛行士 FPEF本体および供試体の人間工学設計評価を行う古川宇宙飛行士
FPEF本体および供試体の人間工学設計評価を行う古川宇宙飛行士

「きぼう」日本実験棟に搭載される流体物理実験装置(FPEF)本体とFPEFに搭載される供試体の人間工学設計評価が実施され、古川宇宙飛行士が評価者として参加しました。

古川宇宙飛行士は、FPEFのプロトフライトモデル(PFM)およびグランドモデル(GM)、供試体のエンジニアリングモデル(EM)を用いて、実際の軌道上での作業を模擬し、支障なく実験を実施できるかどうか、また人間工学設計の観点から設計変更が必要かどうか評価しました。(PFM、GM、EMについては、FAQをご覧ください)

「きぼう」日本実験棟運用要領の評価(Paper SIM)

Paper SIMを行う角野宇宙飛行士
Paper SIMを行う角野宇宙飛行士

筑波宇宙センター宇宙ステーション運用棟運用管制室において、「きぼう」船内実験室の打上げ後の初期起動フェーズを想定したペーパシミュレーション(Paper SIM)が行われました。Paper SIMとは、コンピュータの画面等の代わりに"紙"を用いて、「きぼう」日本実験棟の運用要領を確認するためのシミュレーションで、2004年1月にも行われています。今回は、運用管制官、訓練担当者が各コンソールにつき、手順の確認、チーム内のコミュニケーションの確立、不具合時の対応を行いました。

角野宇宙飛行士は、搭乗員/地上局間交信担当(SSIPC CAPCOM)の役割として参加し、運用管制官およびクルーとの間の交信を担当しました。

コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース

子供たちに説明する星出宇宙飛行士 子供たちからの質問に答える古川宇宙飛行士
子供たちに説明する星出宇宙飛行士 子供たちからの質問に答える古川宇宙飛行士

小学校5年生から中学2年生を対象に、「2004年春期コズミックカレッジ・ファンダメンタルコース」が3月下旬に、全国10会場で開催されました。

星出宇宙飛行士はつくば会場(3月27日)に、古川宇宙飛行士は相模原会場(3月30日)に、それぞれ講師として登場し、宇宙飛行士の訓練や国際宇宙ステーション(ISS)について説明、その後は子供たちからの熱心な質問に答えるなど交流の場を持ちました。

スーパーサイエンスハイスクール平成15年度生徒交流会

3月24日~26日につくば市で平成15年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒交流会が開かれました。SSHに指定された全国52の高校からやって来た208名の高校生たちが、つくば市の8つの研究機関に分かれて実験や実習を行いました。

筑波宇宙センターには32名の高校生が来訪し、簡易落下塔による無重力実験を行いました。星出飛行士が特別講師として、宇宙飛行士を志した経緯や日々の訓練の話をすると、生徒たちからは多くの質問があがりました。

最終日、つくば国際会議場で生徒たちが実習結果を発表する全体発表会が行われた後、土井宇宙飛行士による講演が行われました。自身の宇宙飛行の体験をリアルに語り、青少年への夢を促したあと、土井宇宙飛行士は最後に、集まった高校生たちに「宇宙を目指せ」という言葉と色紙を贈りました。

特別講師として登場した星出飛行士 発表会の様子 講演を行う土井宇宙飛行士
特別講師として登場した星出飛行士 講演を行う土井宇宙飛行士

最終更新日:2004年5月10日

ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート 2004年2月
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