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古川、星出、角野宇宙飛行士の2002年2月の活動状況についてご紹介します。 今月もロシア語および英語の語学訓練や体力訓練、メディアからのインタビュー、FCIT(Flight Crew Interface Test)、JEM安全審査事前説明会への出席といった技術業務に加え、アドバンスト訓練や講演活動などを行いました。
アドバンスト訓練は、ISSに搭乗する宇宙飛行士の訓練(アドバンスト訓練、インクリメント固有訓練)の段階のひとつで、各国際パートナー(IP)が分担して実施することになっています。 「きぼう」日本実験棟のアドバンスト訓練は筑波宇宙センターの宇宙ステーション試験棟にて、2名1組(日本人宇宙飛行士と他IPの宇宙飛行士の組合せ)とし、今年度内に計6回実施します。訓練はインストラクタにより訓練システムなどを使用して英語で行われます。 訓練内容は、「きぼう」船内系システムの概要、通信制御系、電源系、熱制御系、環境制御系の操作および異常時の対処、各機能の連係操作などです。 今月は古川宇宙飛行士と角野宇宙飛行士が訓練を行いました。 星出宇宙飛行士はすでに2001年12月に訓練を終えています。 「きぼう」日本実験棟アドバンスト訓練の詳細についてはこちらをご覧下さい。
同イベントは、長崎市での「ながさき環境都市宣言」の周知を目的としたもので、市内小・中学校と自治会による環境活動発表、環境専門家4人によるトークなどがあり、展示コーナーでは、宇宙服(レプリカ)の試着イベントの実施、NASDA撮影による地球観測衛星画像の展示、ロケット・日本参加スペースシャトルミッション等の写真のパネル展示などが行われました。 星出宇宙飛行士は「かけがえのない地球を将来へ引き継ごう」と題した講演を行い、来場者からの質問にも答えました。 (詳しくは長崎市のホームページをご覧下さい。)
同校の創立130周年記念の一環として子供たちに将来の大きな夢を持ってもらおうと同小学校と同校のPTAが企画し、以前から講演を働きかけていたもので、この日は全校児童と保護者と一般のほかに他の中学校の生徒ら、合わせて約1500人が参加しました。 講演で、古川飛行士は、無重量下では、地球上では作れない合金が作れる可能性があることや、宇宙からならば地球全体の環境変化を見ることができることなどを易しく説明しました。日本やアメリカなどが建設を進める国際宇宙ステーションの速度が秒速8kmで、長浜-京都間(約80km)を10秒で移動できることや、船外活動で使う宇宙服が1着数億円もすることなどを解説すると、会場からは驚きの声が上がりました。 子供たちからは「宇宙は寒いのですか」「国際宇宙ステーションの太陽電池パネルは何枚ですか」などと質問が寄せられ、質問の一つひとつに丁寧に答えました。 (詳しくは長浜小学校のホームページをご覧下さい。) ISS搭乗日本人宇宙飛行士活動レポート3月分は4月中旬頃に掲載予定です。 お楽しみに。 最終更新日:2002年 4月10日 |