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国際宇宙ステーション

STS-119 NASAステータスレポート#11

最終更新日:2009年3月21日
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2009年3月20日(金) 午後8時00分(米国中部夏時間)
2009年3月21日(土) 午前10時00分(日本時間)

米国時間3月20日早くに、国際宇宙ステーション(ISS)に最後の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)一対が展開されました。これまでの経験を踏まえて完全展開されたこのSAWは、伸張すると端から端まで240フィート(約73m)になります。これによってISSは、面積が1エーカー近い米国のSAWから約120キロワットの電力を供給できるようになり、科学実験用に使用できる電力は30キロワットに倍増されました。

クルーの起床前、保護用の太陽電池ブランケット収納箱(Solar Array Blanket Box: SABB)のラッチが解除され、米国中部夏時間3月20日午前10時(日本時間3月21日午前0時)過ぎに、SAWの展開に向けて1枚目のパネルがわずかに伸展されました。2枚のSAWをそれぞれ2段階で1時間かけて展開し、2枚目のSAWが115フィート(約35m)まで完全に展開したのは、同日午後0時17分(同3月21日午前2時17分)でした。

4対のSAW は、2000年12月、2006年9月、2007年6月、そして2009年3月にそれぞれISSに取り付けられ、表面積は合わせて38,400平方フィート、0.9エーカー(1エーカーは43,500平方フィート)になります。

問題が発生したときに対応するために、全てのクルーが複数の窓やカメラで監視する中、過去の展開・収納作業で経験した“stiction”と呼ばれるパネルの付着現象を考慮した展開技術手順書に従って、SAWは展開されました。この現象は、アコーディオンのような太陽電池パネルを適度に暖めないと互いに張り付いて起こります。

展開後、第18次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・フィンクとSTS-119のミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のサンドラ・マグナスは、ISSの精巧な水浄化再生システムの部品で、故障した蒸留装置(Distillation Assembly: DA)の交換作業に集中しました。故障した部品はディスカバリー号で地上に持ち帰られ、スペースシャトルのミッション終了後に分析される予定です。

3月20日夜、MSのスティーブン・スワンソンとジョセフ・アカバは、3月21日午後0時(同3月22日午前2時)前に開始予定の船外活動に備えて、「クエスト」(エアロック)の準備をする予定です。この船外活動では、エンデバー号によるSTS-127ミッションや、最も新しい補給機である日本の宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)の到着などを始めとする今後のミッションに備えた作業が中心に行われる予定です。

ディスカバリー号とISSのクルーは、3月20日午後10時(同3月21日午後0時)から午後11時(同午後1時)の間に就寝し、3月21日午前6時43分(同3月21日午後8時43分)に起床する予定です。

次回のSTS-119ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-119 MCC Status Report #11(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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