ISS/「きぼう」の文化・人文社会科学実験(パイロットミッション)
アイデア募集要領
【募集は終了いたしました。】
1. ISS/「きぼう」における文化・人文社会科学利用について
(1)文化・人文社会科学利用の意義
宇宙環境を、人間の日常的な活動の場に利用できるか否か、国際宇宙ステーション(ISS)/「きぼう」日本実験棟を利用する試みとして、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は文化・人文社会科学への利用(以下、「文化・人文利用」という)の可能性を外部有識者を含め検討してきました。
宇宙環境利用検討委員会/一般利用分科会(参考資料)ではこれらの利用の意義として、「地球人育成への貢献」「人類未来の開拓への貢献」「宇宙利用における新しい価値の創出」が挙げられました。JAXAは、文化・人文利用を通してこれらの意義を一般の方々に伝えていくことを検討しています。
(2)パイロットミッションの概要
JAXAは、ISS/「きぼう」での文化・人文利用を推進するために、「きぼう」の実質的な利用が開始されてから1年間程度をパイロットミッション実施期間(2008~2009年頃)とし、文化・人文利用テーマをISS/「きぼう」で予備的に行う予定です。
(3)文化・人文利用の本格的実施
パイロットミッション以降の文化・人文利用については、引き続き適切な時期にテーマを募集し、ISS/「きぼう」での宇宙実験を実施していく予定です。
2. 募集分野
文化・人文利用の一つとして、共同研究等により宇宙環境における芸術分野の可能性を検討してきました。これを踏まえて、今回の募集は、「宇宙環境を利用する芸術分野」を対象とし、原則として「きぼう」与圧部で実施可能なテーマとします。
なお、曝露環境を利用したテーマを想定する場合は、技術的制約が大きいことにご留意下さい。
3. 募集対象者
パイロットミッションでの確実な文化・人文利用テーマ実施のために、これまで宇宙に関連した芸術活動について研究テーマとして取りくんだ経験のある研究者、専門家を主に想定しております。
また、応募者(代表提案者)は、個人または機関とし、提案アイデアに関連する研究遂行能力を有する者とします。
4. アイデア応募にあたっての注意事項
(1)準備期間
現在のところ、宇宙実験の実施は「きぼう」の実質的な利用が開始されてから1年程度(2008~2009年頃)を予定しています。「きぼう」への搭載品については、打上げのための準備や搭載安全性を考慮した試験等に1年以上の期間が必要となるため、実験準備期間(半年~1年程度)が短いことを考慮して下さい。
(2)宇宙実験リソース
宇宙実験を実施するために必要なリソース(クルータイム、打上げ重量、回収重量など)が限られておりますので、より少ないリソースの実験が望まれます。
上記注意事項については、アイデアごとに留意点が異なりますので、詳細についてはご相談ください。
5. 応募方法と応募期限
ご検討されたアイデアについては、アイデア提案書に示します項目を記載の上、下記の送付先にお送りください。また、アイデア募集規約に同意の上、ご応募ください。
◆送付先
〒305-8505
茨城県つくば市千現2-1-1
宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター
「きぼう」文化・人文利用係 宛
(「きぼう」文化利用パイロットミッション 提案書在中)
◆応募期限
平成18年6月16日(金)までに送付してください。(当日消印有効)
6. 上記1~5項記載されているものの他、アイデアの選定・実施、成果の取扱い及び個人情報の取扱い等については、アイデア募集規約をご覧ください。
7. お問合せ先
応募書類の提出及びお問い合わせは、以下の窓口にお願いします。また、お問い合わせの際には、事前にアイデア募集規約をよくお読みになってからお願いいたします。電話でお問い合わせの場合、混雑のためつながりにくくなる場合も想定されますが、何卒ご了承下さい。
「きぼう」文化・人文利用係
TEL: 029-868-3617
FAX: 029-868-3956
最終更新日:2006年6月19日
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