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日本が参加する実験テーマ4
前庭−眼神経反射による空間見当識の解析


代表研究者 B.コーエン(米国)
共同研究者 肥塚泉(聖マリアンナ医科大学)
実験装置 視覚/前庭系実験システム(ESA)


<実験の概要>
 人の空間認識は視覚、体勢感覚、耳石器等の平衡感覚をインプットして得られ、それが眼球運動の制御や姿勢の制御等にアウトプットされます。本研究では特に人の空間認識と眼球運動の制御の関係についての解明を行なっていきます。実験ではフライトの前中後に宇宙飛行士に対して回転椅子で直線及び回転加速度を負荷し、それにより生じる眼球運動とめまいの強さ、方向を測定することにより、重力と空間認識の関連性やその変化を解析します。

<期待される成果>
 本研究は無重力環境での人の前庭器官の変調と順応メカニズムを明らかにすると共に、宇宙酔いや乗り物酔い、宇宙での錯覚のメカニズム解明と、その発症予防や宇宙飛行士の訓練に役立つ知見を得ることが期待されています。


視覚/前庭系実験システム


Last Updated : 1998. 3.27


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