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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

ISS・きぼうのカテゴリ

質問1

モノを収納するための色々なサイズのバッグがあるんですが、バッグの中に仕舞ったものがフワフワ浮いているので、きちっと詰めることが難しく、地上より余計な収納スペースをとります。 小さなモノが詰まっているバッグを不用意に開けると、部屋中に飛び散ってしまい、大変なことになります。

宇宙空間での作業、限られたスペースにたくさんのモノが効率的に収納されていると思いますが、ユニークな収納ルールなど公開可能な事がありましたら、是非とも知りたいです‼\(^o^)/



質問2

宇宙服の中は気圧が低くなっているので、胃や腸の中のガスが膨らみます。おならやゲップで、外に(宇宙服の中ですが)出さないと、おなかが痛くなったりして大変です。ちょっとの間、臭いですが、仕方ないですね。 船外活動は6時間以上ありますので、おむつを履いて、宇宙ステーションの外に出ます。

素朴な質問です。宇宙服を着た状態で、生理的現象・・・例えば、「おなら」が出そうになった時はどうすのですか?



質問3

定期的に検査しているわけではないですが、宇宙ステーションのシステムに異常があったときに、ロボットアームのカメラや宇宙ステーションの窓から確認を行うことはあります。船外活動中に、小さなデブリが当たって外壁にできた新しいキズが見つかることもあります。

軌道上には沢山の宇宙デブリが存在すると言われています。ごく小さな物は、頻繁にISSにぶち当たっているとか。ISSの外壁の状態を調べる定期的な検査などは行っているのでしょうか?ロボットアームにカメラを取り付けるなどすれば、定期的な検査も可能ではとおもうのですが。



質問4

クルーが乗ってきたソユーズ宇宙船が、緊急脱出の手段です。 宇宙ステーションで火災などの緊急事態が起こったり、宇宙飛行士が大怪我や深刻な病気になった場合には、数時間のうちに地上に帰還することが可能です。

緊急時に地球に帰る方法はありますか。



質問5

気軽に外に出て窓拭き...とは、なかなかいかないので、宇宙ステーションのエンジンを噴射したり、「ソユーズ」や「こうのとり」といった宇宙船が近づくときには、シャッターを閉めて、窓が汚れたり傷つかないように保護しています。

いつも綺麗なお写真、楽しく拝見しています! ところで写真を見ると、いつも窓がピカピカなのですが、外側の窓は塵などで汚れたりしないのですか? 内側は拭けるとして、窓の外側は定期的に磨いたりするのでしょうか?



質問6

大きさが1cm以下の小さなものでしたら、宇宙ステーションを守ってくれるバンパーが外壁の損傷を防いでくれます。 10cm以上の大きなものは、地上からトラッキングしていて、宇宙ステーションに近づき過ぎると予想される場合には、宇宙ステーションの飛行高度を変えることで回避します。

ISSにスペースデブリが衝突する可能性はないのでしょうか? あるいは、そのような事例が過去にあるのでしょうか? よければ回答お願いします!



質問7

近づいてくる宇宙船が窓から見えるのは、せいぜい数キロくらいまで来てからです。他の人工衛星がそこまで近づくと、間違って衝突する可能性があるので、絶対に互いの飛行軌道が近づかないようにコントロールされています。
...ですので、宇宙ステーションから他の人工衛星は見えません。

ISSからいろんな人工衛星は見えますか?



質問8

宇宙でのゴミ出しは大変です。 普段は船内の倉庫に溜めておいて「こうのとり」やアメリカの「シグナス」といった補給船が来たときに、届いた物資の代わりに、ゴミを詰め込んで送り出します。 補給宇宙船は、大気圏に突入して燃え尽きてしまうので、搭載したゴミも焼却処分されます。

宇宙で生活していく中で出るゴミは一体どうしていますか?
宇宙に捨てていますか?



質問9

ずばり、出張扱いです!
海外出張だけでなく、ときには宇宙出張もあるくらい、JAXAは「ぐろーばる」な組織なのです。
ちなみに、宇宙ステーションでも週末は休みなので、平日の定時勤務時間帯に働いているとみなされます。一日24時間、宇宙にいるからといって、その分手当てがつくわけではありません。

勤怠管理はどのようになるのでしょうか?
出勤はいつで退勤はいつ?
もしかして、出張扱いでしょうか。そうすると宿泊費は特地なのか通常なのか、それとも海外扱い?
くだらない質問で申し訳ないのですが、気になります



質問10

興味深いです。どのくらいの頻度で小さいデブリがぶつかっているのか分かりませんが(そんなに頻回ではないと思います)、音に気づいたことはありません。 他のクルーが船外活動をしたときには、壁の向こうからコツンコツンとノックするような音が聞こえて、最初はビックリしました。

任務お疲れ様です。 思ったのですが、ご存知の通り、ISSや衛星の軌道上には無数のスペースデブリがあります。大きいものについては、事前に軌道をずらして回避している、と聞いたことがあるのですが、その他の小さいデブリについては、ぶつかった時音とかするのですか?



質問11

船外活動は不定期ですが、半年近く宇宙滞在していると、だいたい船外活動の機会はあるかと思います。
...といっても、必ず自分が船外に出るとは限らず、ロボットアームの操や、IVクルーといって宇宙服とエアロックの準備担当だったりもします。 普通は平日に実施しますが、必要ならば土日でも行います。

YouTubeのISS LIVE FEED見ていると、結構な頻度で宇宙飛行士さんが船外作業されていることが多いです。 土日以外船外作業の予定が組まれていることが多いですか?



質問12

宇宙ステーションの窓は、下面(地球側)ばかりなので、月が上がるか、沈むかする低い位置のときに、短い時間だけ見ることができます。
宇宙ステーションの飛行高度は、地球と月との距離に比べて、とても小さいので、宇宙ステーションから見た月の大きさは、地上と一緒です。

お月さまって見えるんですか?



質問13

理論的には、ガスを噴射したらその分の反作用で体は前に進むと思います。
たとえば高圧のガスボトルを噴射したら、体は反対側に飛んでいきます。 ただ「おなら」で出るガスの量は、体の大きさに比べて、ほんの少しの量でしかありませんから、目に見えるくらい体が前に進むことはありません。

おならしたら前にすすみますか?



質問14

洗濯したてのキレイな衣類を身につけると、気持ちもシャキッとしますよね。
残念なことに、宇宙ステーションには洗濯機がありません。下着やシャツは、数日続けて着た後に廃棄します。ちょっと経済性が悪いですね。
どこか家電メーカーさんが、宇宙用洗濯機を開発してくれないでしょうか?

私は洗濯大好き主婦です。宇宙船内ではお洗濯はどうしているのですか?



質問15

空気の層を通さない分、肉眼でも鮮明に見える気がします。ただ太陽との位置関係で、地上では夜でも、宇宙ステーションに光が当たっている時間があって、そのときは外は真っ暗です。
南半球から北半球、そして南半球と飛行するので、早送りのように色々な星座をみることができます。

ISSから星はどれくらい、どのように見えますか?空気の揺らぎがない一方、ISSの中は明るそうで移動速度も早いのでむしろ地上の良い環境よりは悪いと予想。またたかないので見え方は地上と異なるはず。



質問16

興味深い質問です。
宇宙ステーションは、常に空気を循環させてフィルターでキレイにしていますが、人が生活しているのでホコリが出ます。無重力の分、舞い散ったホコリが床に落ちることなく、ずっとフワフワしているので、鼻くそは多く出るような気がします。鼻毛も伸びるのが早いかもしれません。

ISS内は空気もきれいで、湿度調整もされ、ホコリも少なそうですが、鼻くそはどんな感じでどの程度の頻度で出るのでしょうか?



質問17

宇宙ステーションに来て風邪をひいていないので、何とも言えませんが、おそらく鼻水が垂れてこずに、鼻腔の中に溜まっていくのではないかと。
ところで、無重力では、普段は鼻づまりがなくても、ちょっといきむと急に鼻の粘膜が膨れて鼻づまりの症状がでます。

日本ではインフルエンザが大流行中です。万が一、宇宙で風邪を引いて鼻水が沢山でてきたら、無重力なので地球と勝手が違うように思えます。答えるのが難しいかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか?



質問18

宇宙ステーション内では、日中は照明をつけて、夜寝るときは電灯を消すようにしています。
人工的ではありますが、地上と同じように不自由なく生活できています。
もともと朝型の宇宙飛行士は、宇宙でもやっぱり早起きですし、夜型のわたしなどは宇宙でも夜更かしをしがちです。

宇宙では、朝方とか、夜型とかは、無縁になるのでしょうか。こちらでは、朝の方が効率よく仕事ができるとか、夜の方が、仕事に集中できるとかありますけれど。



質問19

無重力では、立っても、座っても、寝ても、フワフワ浮いているのは一緒で、まったく疲れません。
地上では寝ていても、床に押し付けられている場所を変えるように寝返りを打ちますが、宇宙では寝返りの必要さえありません。
頭の重さを首が支える必要がないので、肩こりもしなくなりました!

地上では疲れるとイスに座りたくなったり横になって休みたくなりますが、無重力では、そういった感覚は起こらないんでしょうか??
肩コリとか起こらないんでしょうか?



質問20

船外活動に限った話ではないのですが、ロボットアームの操作や、宇宙ステーションで行っている科学実験など、どの宇宙飛行士が何の担当をするかは、地上のマネージメント・チームが決定します。
宇宙飛行士は、どんな作業でも担当できるようにミッション前に時間をかけて訓練を受けます。

船外活動で船外に出るクルーは、フライト前から決まっているのですか?それとも、宇宙ステーションに滞在する中でクルーたちで決めるのですか?



質問21

はい。食欲旺盛で、バクバク宇宙食を食べています。
食が細くて体重が減ってしまうと、筋肉や骨が弱くなりやすいので、とにかくたくさん食べるように指導されています。
おかげで胃の容量が大きくなったかもしれません。

宇宙でもお腹が減りますか!?



質問22

船内は、無菌室みたいなものなのか?
宇宙飛行士は風邪をひいたりしないのか?

打上げ前の2週間は、宇宙ステーションに病気を持ち込まないよう隔離生活をしますので、健康の害となるようなウィルスは、ほとんどいないと思います。
人間が生活するので、もちろん細菌はいますが、異常に繁殖していないか定期検査をしています。



質問23

宇宙ステーションの筆記用具は、宇宙仕様ではなく、市販品(だと思います、たぶん)ですが、マーカーもボールペンも普通に使えます。
「NASAが大金をかけて宇宙用のペンを開発しているときに、とある賢い宇宙飛行士は鉛筆を使った」というジョークは、残念ながら真実ではないようです。

船内で紙に文字を書く作業はあるのでしょうか?
ボールペンのインクは重力無くても使えるのですか?



質問24

不思議なもので、食べたものは重力がなくても、きちんと胃まで運ばれます。おなかも空いて、地上と同じくらいの量を食べています。
ただ、よく噛まずに飲み込むとつかえやすかったり、ゲップが上がってこないせいか、たくさん量を短時間で食べると、逆流する感じが出やすい気もします。

無重力状態になると、食べた物の食道から胃に落ちるスピードには変化がありますか?常にお腹がいっぱいな状態を想像していますが、ご経験のある金井さん、教えてください。



質問25

ご家族で楽しんでいただけて何よりです。
宇宙ステーションでは世界標準時を使っています。宇宙ステーションの午前中は、筑波宇宙センターは夕方で、NASAヒューストンは明け方。
各国の管制官の皆さんは、三交代のシフト勤務で大変です。
なお、ソユーズの飛行中はモスクワ時間を使います。

生活する上での時間はどこに合わせてるんですか?
それぞれの出身国なのか、どこかに統一してるのか。もしかしたら独自に設定したりしてるのか。
この企画のおかげで家族であれこれ予想したりして楽しかったです!



質問26

面白い観点ですね。
足の爪は、見た目でそれと分かるような変化はなさそうです。
それよりも、足の裏の皮が薄くなって、赤ちゃんのようなスベスベなお肌になっています(足の裏だけですが)
「体液シフト」で足が細くなり、逆に顔がふっくらしてシワが目立たなくなっています。

金井さん、このような機会をありがとうございます!

無重力だと足を踏ん張っていないから、足の爪は小さくなってしまうのではないですか?
では今後もミッションがんばってください。地球からISSが見れたら手を振ります(^-^)



質問27

米国の所有する通信衛星を使わせてもらっています。
クルーの私用通信だけでなく、運用に必要な無線や地上からの管制も同じシステムを使います。
日本が通信料を現金で支払うことはありませんが、日本実験棟「きぼう」での実験や、補給輸送船「こうのとり」の打上げを対価としています。

宇宙でのネット通信料や通話料はいくらですか?
宇宙飛行士は無料だと思いますが、どこかでは費用がかかってるはず...となると『宇宙パケ放題』のようなものがあるのでしょうか?
あと最近あまりTwitterでは触れられていないブログも読んでます!



質問28

宇宙ステーションでは空気の対流が起こらないので、常にファンを回して人工的に空気を循環させています。
(そうでないと、顔の周りに二酸化炭素が溜まったり、酸素がなくなって息ができなくなってしまいます)

...なので、食事のにおいも、しばらくするとすぐに風に流されてしまいます。

金井さんこんにちは!
ISS内では、臭いがこもってしまうと聞いたのですが、宇宙で食事をした後など、臭いは残ってしまうのですか?



質問29

空気を循環させるのに、細かいゴミを取り除くフィルターが、いろいろなところにあるので、掃除機でキレイにします。
みんながよく触る手すりやスイッチなどは、殺菌ワイプで拭き掃除もします。
今日は土曜日なので、これからみんなで宇宙ステーションのお掃除です。

金井さんありがとうございます。

宇宙での掃除の仕方が気になっています。
無重力なので埃は溜まらず空中に舞うので空気清浄機だけで十分なのでしょうか?
また精密機器ばかりですので雑巾掛けもNGですか?



質問30

宇宙服の中の気圧は、宇宙ステーションよりも低いので、酸素を吸入しながら圧力を下げて少しずつ体を慣らしています。

その合間に、宇宙服に着替えたり、船外作業で使う道具を装備したりと、
結構な準備が必要で、朝の7時に準備を始めて、ハッチを開けて外に出るのがお昼の12時くらいです。

宇宙空間に出入りする時、時間がかかりますが、宇宙飛行士の皆様は何をしているのでしょうか?
待機中も仕事沢山あるのですか?それとも暇つぶしを何かしているのでしょうか?



質問31

残念ながら、宇宙ステーションではお酒は飲めません。
いつ何時、緊急事態があるかわかりませんから。
飛行機のパイロットが、フライト中にお酒を飲めないのと一緒です。
でも、将来、宇宙旅行ができるようになったら、旅客として、地球や遠くの星を眺めながら、お酒を楽しみたいですね!

いつも楽しいツイート有難うございます!
ISSでも、お酒を飲むことは可能なのでしょうか?



質問32

電力は、サッカー場と同じサイズの大きな太陽電池パネルでまかなっています。
なにせ、たくさんの機器が積まれた巨大施設ですから、必要な電力もケタ違いなのです。

船内には携帯する小さな機器もたくさんあり、ホームセンターの売り場かというほど、乾電池も山ほど用意されています。

金井さんの貴重なお話いつも興味深々で見ています。
素朴な質問ですみません。
電気はどうされてますか?
乾電池みたいなのを 大量に持って行ってあるとか?



質問33

ロケットに乗って打ち上がる2週間前くらいから、感染予防のための隔離生活を行って、その後に宇宙滞在を始めます。
宇宙ステーションも人が住んでいる以上、完全な無菌というわけではありませんが、風邪などにかかる可能性は、地上よりずっと少ないです。

いつも楽しく読んでいます。素敵な企画ありがとうございます。
宇宙では風邪はひきませんか?
細菌やウイルスの類がいないなら、感染もしないですよね?



質問34

船外活動の道具は、分厚い手袋でも取り扱えるよう、特別に大きなサイズでデザインされています。
宇宙服を傷つけないように、とがった部分をなくしたり、実はすごいテクノロジーなんです。
宇宙環境から身を守る宇宙服で一番ダメージを受けやすいのが手袋なので、作業中こまめに状態をチェックします。

EMUのこんなプニプニの指で、あんな細かい作業をするなんて!熟練の技。
あと、EVAの最中にミッション・コントロールの指示で何度もグローブのチェックをするのも印象的。
あれは劣化を確認してるのですか?



質問35

鋭い観察ですね!
無重力では、少しの力で動くことができるので、慣れると余計な力をあまり使わなくなります。
強く体を押せば速く動くこともできますが、そうすると止まるのにも力が必要となり苦労します。

体の移動が伴わない手先の動きでしたら、体を足で固定すれば素早いですよ。

宇宙飛行士の方の動画を見ていると、みなさん動きがゆっくりですが、素早く動くことはできないのでしょうか?
全力で早く動くとどうなりますか?
また、指先の動きまで遅くなるとしたら、ピアノとか楽器をひいてみたら、スローテンポになってしまうのでしょうか?



質問36

地上にいるときのように、自分の体を支えることがないので、ある意味、寝たきりなのと一緒です。

ARED(エーレッド)という筋トレ・マシーンがあり、スクワットやデッドリフトといった、
足腰の大きな筋肉を鍛える運動を重点的に行うことで、体を支える背骨や足の骨に負荷を与えるようにしています。

こんばんは。
ハッシュタグ宇宙飛行士と健康にで私達今も適度な運動心掛けて続けています。ミッション前3種も生きています。
金井さんミッション中の運動で、特に骨に関する運動はどんな事をしていらっしゃいますか?



質問37

あんな風に簡単に出入りできると、ずいぶん楽なのですが、
宇宙空間で着用する宇宙服を船内と同じ気圧にするとパンパンに膨らんで身動きがとれなくなってしまいます。
体に害がない程度に低い気圧にするのですが、それでも体を低気圧に慣らすのに5時間くらいの準備が必要です。

金井さん「宇宙出張」お疲れ様です。
船外活動するには何分かかるのでしょうか?
ガンダムでは宇宙服着たらすぐにエアロックを出る事が出来ますが...?!



質問38

いつもありがとうございます。
電車の中でジャンプしても床の同じところに着地するように、
船外活動でフワフワ浮いていても、宇宙ステーションだけ先に進んでしまうということはありません。

そんな、高速移動をしているところで船外活動をなさったとき、
進む力の影響を受けないのか...という質問が沸いてまいります。



質問39

万一、宇宙ゴミ(デブリ)がぶつかって宇宙ステーションの壁に穴があいて空気漏れしたときのために、宇宙飛行士は厳しい訓練を積んでいます。
実際、船外活動をして外に出たり、ロボットアームのカメラで外壁の検査をすると、小さなデブリが当たったキズが見つかることがあります。

宇宙ステーションはとても高速で動いていますが、宇宙ゴミとか星にぶつかったりしますか?
もしするならそのせいで機体に穴が開いたり凹んだりしますか?



質問40

日本の「きぼう」実験棟での実験ではありませんが、NASAの「べジー」という実験では、
人工照明を使ってキャベツなどの野菜を作る試みが進んでいます。
いずれは宇宙飛行士の食料の一部を宇宙で生産する仕組みが当たり前になるのかもしれませんね。

宇宙に太陽光で育てる野菜やくだものの畑を作ることはできますか?



質問41

はい、宇宙ステーションも24時間で生活しています。
すごいスピードで地球の周りを回っているので、外は明るくなったり暗くなったりですが、
船内は照明をつけたり消したりして、日中の仕事時間と、夜の睡眠時間を区別しています。
今は、日曜日の午後2時。日本との時差9時間です。

宇宙でも1日は24時間なんですか?
昼と夜ありますか?



質問42

無重力での水の挙動は不思議で、表面張力のせいで、肌にまとわりつきます。
運動して汗をかくと、流れ落ちずに、その場で水玉がだんだん大きくなっていきます。ある程度の大きさになれば、
はじけて飛び散るのでしょうが、プルンプルンとわずらわしいので、こまめにタオルでふき取るようにしています。

汗かきの人は、宇宙ではどうなってしまうのでしょうか?
玉のような汗があたり一面に飛び散るのでしょうか?



質問43

宇宙飛行士は活動的な人が多いですが、基本的には持病がなく健康で、急に病気にならないような体力があれば、問題ないですよ。
宇宙船の打上げで感じる加速度や、船外活動をするための体力は、訓練をしていれば自然に身につきます。
別にスポーツ選手のような体力は求められません。

宇宙飛行士はどのくらい体力がいりますか?
(何キロくらい走れないといけないですか?)



質問44

船外活動のときには「エアロック」に命綱をつけて外に出て行くのですが、作業に夢中になってしまうと、
体の向きをあっちこっちに変えている間に、この綱が宇宙服に絡まって身動きが取れなくなってしまうことがあります。
常に命綱があることを意識していないといけません。

金井さん、こんばんは。
もうすぐライブでも見れるのでドキドキしています。
そこで質問です。
①船外活動を行うさいに最も気を使うことはなんですか?
それと
②ISSの間取りと広さはどれくらいですか?個室とかあるのですか?
よろしくお願いします。



質問45

NASAのEMU宇宙服は、飲み水の入った袋が取り付けられるようになっていて、口元に逆流防止弁のついたストローをセットします。
約6時間の船外活動中に食事をすることはできませんが、水分の補給はできます。

ちなみに、トイレにも行けないので、オムツを着用した上で宇宙服を着ます。

船外活動時、飲み物を飲むことはできるのです?



質問46

地球の影に入って暗くなると、ヘルメットのライトで手元を照らして作業しますが、周囲のモノが見えにくかったりすることがあります。
逆に日が当たっている場所での作業では、分厚いグローブを通しても、構造物や船外機器が熱くなっているのを感じることができました。

ISSでは45分で昼と夜が変わりますが船外活動をしていて何か影響があったり気になったりしますか?




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