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最終更新日:2012年11月21日

ココがポイント!


志波直人先生の研究チームは、2005年から2007年に実施した「宇宙環境に関する公募地上研究」をはじめとする様々な研究制度において地上実験、航空機実験(図5)、および臨床実験を行い、「ハイブリットトレーニング」の研究・開発を進めてきました。

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図5:航空機実験。パラボリックフライト(放物線飛行)といい、人工的に無重力を作り出した航空機内で、
ハイブリッドトレーニングの機能性・操作性を検証しました。



今回の宇宙実験は、これらの蓄積されたデータや技術の集大成として、実施されることになります。
ハイブリッドトレーニングは、従来の方法でのトレーニンングと組み合わせて使用することも可能で、例えば、エルゴメータで有酸素運動を行うトレーニングを行う際に使用することで、有酸素運動と同時に筋力トレーニング効果も期待できます(図6)。また、一定期間ベッド生活を余儀なくされる患者や、運動負荷の少ない高齢者のリハビリテーションを対象に、民間需要に転用できます。
宇宙でのヒトの活動のみならず、地上での臨床医学、高齢化社会に、大掛かりな装置無しに、筋や骨の萎縮を防ぐことができる、「いつでも、どこでも、だれにでも役に立つ」、“ユビキタス訓練”として期待されます。

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図6:エルゴメータとハイブリッドトレーニングを同時使用した地上実験

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