実験の内容
被験者となる宇宙飛行士に適切な電気刺激強度を、飛行前に測定します。これは、「不快と感じない最大の電圧(MCSV:Maximum Comfortable Stimulation Voltage)」の80%以下の値で設定します。
ISS滞在中には、被験者のきき腕ではない上腕のみにハイブリッドトレーニング装置をつけて、予め地上で測定した数値に基づいて電気刺激強度を設定し、週3回、連続4週間、計12回の肘屈伸によるハイブリッドトレーニングを実施します。1回のトレーニングは、2秒毎の屈伸運動を10回1セットとし、セット間は1分間休憩を入れ、10セット行います。
4週間の訓練の前後に、両腕の筋力と太さを計測し、左右を比較します。
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