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2011年3月1日(火) 午後5時30分(米国中部標準時間)
2011年3月2日(水) 午前8時30分(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)に、機器類や補給品、そして船外活動ロボットの先駆的存在となる可能性をもつ新しいシステム(ロボノート2)1台が搭載された新しい部屋が設置されました。米国中部標準時間3月1日午後5時17分(日本時間3月2日午前8時17分)にハッチが開けられ、ISS第26次長期滞在クルーのコマンダーであるスコット・ケリーが最初にこの部屋に入室しました。
恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)は、3月1日午前9時5分(同3月2日午前0時5分)に「ユニティ」(第1結合部)の地球側(下側)の結合ポートに取り付けられました。PMMに窓があったなら、すばらしい眺めの部屋となったでしょう。
PMMが加わったことにより、ISSに2,472立方フィート(約70 m3)の与圧保管スペースが追加されました。またPMMは、ロボノート2(Robonaut-2: R2)と呼ばれる人型ロボットと約28,000ポンド(約12,701kg)の搭載品を運んできました。この搭載品の中には、さまざまな実験装置を設置して運用できるEXPRESS(Expedite the Processing of Experiment to the Space Station)ラック1台、補給品保管ラック(Resupply Stowage Rack: RSR)5台、補給品保管プラットフォーム(Resupply Stowage Platform: RSP)6台、そして物資運搬用のプレート(Integrated Stowage Platform: ISP)2台が含まれます。
PMMは、3月1日午前7時26分(同3月1日午後10時26分)、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・バラットとニコール・ストットがキューポラから操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)によって、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出されました。このモジュールは、補給モジュールとして過去7回ISSを訪れています。
イタリア宇宙機関(ASI)との契約によりイタリアで製造されたこの補給モジュール3台のうちの1台の改造では、耐デブリ性を上げるための強化とケーブル配線変更が行われました。
MSのスティーブ・ボーエンとベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.による3月2日の第2回船外活動の準備として、船外活動で使用する道具類の組み立てや、スペースシャトルとISSのクルー8名による船外活動の手順確認が行われました。船外活動クルーは、3月1日午後6時48分(同3月2日午前9時48分)から「クエスト」(エアロック)内での標準的なキャンプアウトを開始する予定です。
バラット、ストット、スペースシャトルのコマンダーであるスティーブン・リンゼイ、そしてISSコマンダーのケリーは、午後3時23分(同3月2日午前6時23分)から、ヒューストンのKTRK-TV、シアトルのKING-TVおよびKOMO-TVのリポーターのインタビューに応じました。
本日午前10時15分(同3月2日午前1時15分)、スペースシャトルおよびISSのコマンダーらは、提案されていたソユーズ宇宙船によるフライアラウンドは実施しないことを伝えられました。スペースシャトル「ディスカバリー号」は、PMM整備のためのドッキング中の延長日1日を依然として確保しています。着陸は3月8日午前10時36分(同3月9日午前1時36分)に予定されています。3月1日は、物資の移送作業が引き続き行われ、現在のところ約60パーセントの物資移送が終了しました。
次回のSTS-133ミッションステータスレポートは、3月2日午前4時23分(同3月2日午後7時23分)のクルー起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-133 MCC Status Report #11(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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