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2010年2月21日(日) 午後9時30分(米国中部標準時間)
2010年2月22日(月) 午後0時30分(日本時間)
スペースシャトル「エンデバー号」は、国際宇宙ステーション(ISS)の最後の米国のモジュールである「トランクウィリティー」(第3結合部)と「展望ルーム」をISSに運び、2週間の宇宙滞在を終えて帰還しました。STS-130ミッションのコマンダーのジョージ・ザムカは、米国中部標準時間2月21日 午後9時20分(日本時間2月22日午後0時20分)にエンデバー号をNASAケネディ宇宙センター(KSC)のスペースシャトル着陸施設(Shuttle Landing Facility: SLF)に着陸させ、570万マイル(約917万km)を飛行したミッションを終えました。
エンデバー号の車輪が停止した後、ザムカはミッションコントロールセンターに無線で「ヒューストン、帰還できてうれしいよ。すばらしい冒険だった。」と語りました。
本ミッションは、エンデバー号の24回目の飛行で、ISS組立ミッションとしては32回目、スペースシャトルミッションとしては130回目でした。また、スペースシャトルの歴史上では23回目の夜間着陸であり、KSCへの夜間着陸としては17回目でした。エンデバー号は、オービタ整備施設(Orbiter Processing Facility: OPF)へ牽引されて、現時点では7月に予定されている次のミッションに向けて整備される予定です。
ザムカと、パイロットのテリー・バーツ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のキャスリン・ハイヤ、スティーブン・ロビンソン、ニコラス・パトリック、ロバート・ベンケンは、トランクウィリティーや、7枚の窓から360度の眺望が得られるユニークなキューポラなど、3万6000ポンド(約16トン)以上の機器をISSに残してきました。
ベンケンとパトリックは、本ミッションで3回の船外活動を行い、その合計時間は18時間14分でした。これによって、ISSの組立てのために合計140回の船外活動が行われたことになり、合計時間は873時間を超えました。
クルーはKSC内のクルーの宿舎で一晩を過ごし、その後2月22日午後4時(同2月23日午前7時)頃からNASAジョンソン宇宙センターに近いエリントン空港のハンガー990で行われる帰還記念式典のために、ヒューストンに戻る予定です。
次のミッションは、スペースシャトル「ディスカバリー号」のSTS-131ミッションの予定です。打上げ予定日は4月5日で、7名のクルーが参加し、ISSに数トンの補給品を運ぶとともに、組立て作業やメンテナンスを行う予定です。
出典:STS-130 MCC Status Report #29(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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