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国際宇宙ステーション

STS-131 NASAステータスレポート#01

最終更新日:2010年4月 6日
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2010年4月5日(月) 午後2時00分(米国中部夏時間)
2010年4月6日(火) 午前4時00分(日本時間)

スペースシャトル「ディスカバリー号」は、7人のクルーと国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資や機材を搭載し、米国中部夏時間4月5日午前5時21分(日本時間4月5日午後7時21分)に米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げられ、3回の船外活動を含む補給ミッションを開始します。

コマンダーのアレン・ポインデクスター、パイロットのジェームズ・ダットン、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のクレイトン・アンダーソン、リチャード・マストラキオ、ドロシー・メカフ・リンデンバーガー、ステファニー・ウィルソン、及び日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山崎 直子は、軌道上まで8.5分という猛スピードで到達してISSの追跡を始め、13日間のミッションを開始しました。

ISSでは、第23次長期滞在クルーのコマンダーであるオレッグ・コトフと、ロシアの宇宙飛行士でフライトエンジニアのアレクサンダー・スクボルソフとミカエル・コニエンコ、JAXAの野口聡一宇宙飛行士、NASAのティモシー・クリーマーとトレーシー・カードウェル宇宙飛行士が、ディスカバリー号のクルーを歓迎しようと待っています。長期滞在クルーは4月7日午前(同4月7日午後)にディスカバリー号のクルーをISSに迎える予定です。

ディスカバリー号のクルーは軌道に到達するとすぐにKuバンドアンテナを展開しそのシステムを点検しました。Kuバンドアンテナの標準的な初期起動手順がうまくいかず、現在は使用できない状態です。Kuバンドアンテナは、テレビ伝送を含む地上との高速高容量データ通信や、ISSとのランデブ時に使用するスペースシャトルのレーダーシステムとして使われます。

Kuバンドアンテナが使用できないことは、ミッションの安全と成功には影響ない予定です。必要に応じてKuバンドアンテナを使用しなくても、ディスカバリー号は安全にランデブしISSとドッキングし、ミッションで計画されている全ての目的を無事に終了することができます。Kuバンドアンテナは、地上とのあいだで音声やデータを伝送することができるスペースシャトルにいくつかある通信システムのひとつです。またディスカバリー号はランデブ時のレーダーシステムとして、複数の支援システムを備えています。

STS-131ミッションの管制官は、必要となった場合に備えスペースシャトルのKuバンドアンテナシステムを使用せずにミッションを遂行する新しい計画を作成するとともに、ディスカバリー号のKuバンドアンテナの問題の原因究明作業を継続しています。

クルーは、4月5日午前11時21分(同4月6日午前1時21分)に就寝し、4月5日午後7時21分(同4月6日午前9時21分)に起床し、今回のミッションで最初の飛行1日目の作業を開始する予定です。この日はスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(OBSS)を使用し、スペースシャトルの翼前縁とノーズキャップ(先端部)の強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon)の点検を中心に行う予定です。この点検作業はディスカバリー号でビデオ録画され、スペースシャトルがISSとドッキングした後に地上に伝送される予定です。マストラキオとアンダーソンは、ミッション期間中3回予定されている両宇宙飛行士が担当する船外活動で着用する宇宙服の準備を行う予定です。そのほかの時間はドッキング準備に当てられる予定です。

次回のSTS-131ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-131 MCC Status Report #01(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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