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2010年2月19日(金) 午後4時00分(米国中部標準時間)
2010年2月20日(土) 午前7時00分(日本時間)
本日の夕方、スペースシャトル「エンデバー号」が米国中部標準時間2月19日午後6時54分(日本時間2月20日午前9時54分)に国際宇宙ステーション(ISS)から分離すると、ISSとエンデバー号のクルーによる共同でのミッションは終了します。エンデバー号は地上への帰還を開始し、2月21日夜に米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。
2月19日午後2時14分(同2月20日午前5時14分)のエンデバー号のクルーのウェイクアップコールは、パイロットのテリー・バーツのためにかけられたニュースボーイズの“In Wonder”でした。バーツは本日夕方の分離とフライアラウンドの際に操縦を行う予定です。
分離の際、エンデバー号のオービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)が与圧結合アダプタ2(Pressurized Mating Adapter: PMA-2)の結合を解除し、バネの力で2機の宇宙機は静かに離れる予定です。バーツはエンデバー号を手動で操縦して、ISS前方450フィート(約137m)の位置へまっすぐ移動してから、ISSの回りを1周するフライアラウンドを行う予定です。その間、エンデバー号のクルーと、ペイロードベイ(貨物室)にあるカメラは、ISSと、新しい「トランクウィリティー」(第3結合部)とキューポラの状態を記録する予定です。
フライアラウンドの後、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使った熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の後期点検を行うために、バーツはエンデバー号のエンジンを燃焼させて、エンデバー号をISSの後方に移動させる予定です。
2月19日午後11時19分(同2月20日2時19分)から、コマンダーのジョージ・ザムカと、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のキャスリン・ハイヤ、スティーブン・ロビンソン、ニコラス・パトリックとバーツは交代で、右翼、ノーズキャップ、左翼の強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)と耐熱シールドの点検を行う予定です。この点検作業は、軌道上のデブリによる損傷がないか確認するもので、すべてのスペースシャトルミッションで行われる通常の分離後の手順です。
2月21日の再突入の日に備えて睡眠時間を調整するために、クルーは少し早い2月20日午前6時(同2月20日午後9時)頃に就寝する予定です。ミッションコントロールセンターは、2月20日午後2時14分(同2月21日午前5時14分)にクルーを起こし、再突入の前日であるこの日は、システムの点検と船内の片付けを行う予定です。
次回のSTS-130ステータスレポートは、クルーの就寝後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-130 MCC Status Report #24(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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