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2010年2月19日(金) 午前5時00分(米国中部標準時間)
2010年2月19日(金) 午後8時00分(日本時間)
スペースシャトル「エンデバー号」と国際宇宙ステーション(ISS)の間のハッチは、米国中部標準時間2月19日午前2時08分(日本時間2月19日午後5時08分)に閉じられました。9日間52分の共同運用の間に、ISSには新しいモジュールと観測用ユニットが取り付けられました。これによって、役に立ち、かつ楽しむことができる、見晴らしのきく場所ができました。
ハッチの閉鎖は、2機の宇宙機のクルーによるお別れのセレモニーの後に行われました。エンデバー号のコマンダーのジョージ・ザムカ、パイロットのテリー・バーツ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のキャスリン・ハイヤ、スティーブン・ロビンソン、ニコラス・パトリック、ロバート・ベンケンは「ハーモニー」(第2結合部)で、ISSのコマンダーのジェフリー・ウィリアムズ、フライトエンジニアのマキシム・スライエフ、オレッグ・コトフ、野口聡一、ティモシー・クリーマーに別れの挨拶をしました。
エンデバー号のクルーがハーモニーの前方の端からそろって出て行く際に、ウィリアムズは出発の記念として、ISSのベルを鳴らしました。エンデバー号は2月19日午後6時54分(同2月20日午前9時54分)にISSから分離し、2月21日午後9時16分(同2月22日午後0時16分)に米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。
エンデバー号のドッキング中に、ベンケンとパトリックは3回の船外活動を実施して、新しい「トランクウィリティー」(第3結合部)の取付けと、7枚の窓を備えるキューポラの移設やカバーの取外し作業を中心に行いました。クルー全員で協力して、新しいモジュールに改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)や再生式環境制御システムを取り付けました。
ザムカとウィリアムズは共同で、キューポラのテープカットセレモニーを行い、キューポラの初期開発に関与したチャールズ・レーシー・ヴィーチ宇宙飛行士にキューポラをささげました。ヴィーチは、1991年のSTS-39ミッションと1992年のSTS-52ミッションで2回スペースシャトルに搭乗し、1995年にガンで死去しました。
ふたりはまた、アポロ11号が持ち帰り、後にスコット・パラジンスキー宇宙飛行士によってエベレストの山頂に運ばれた月の石を、エベレストの石とともにキューポラに設置しました。ザムカは、この石はこれから数百万マイルも旅を続けることで、人類が探査を続ける際に「人間が到達した場所と人間の勇気を思い出させるもの」になるだろうと述べました。
クルーは米国中部標準時間2月18日午後8時40分(日本時間2月19日午前11時40分)頃から軌道上共同記者会見を行いました。クルーは、NASAの各センターや日本にいるレポーターからの質問に答えました。
2機の宇宙機の間で、最後の補給品と機器の移送が行われました。最終的に、ISSには1,313ポンド(約596kg)の物資が移送されました。最後にエンデバー号に移送された物品の中には、冷凍してエンデバー号に移す必要がある科学実験のサンプルが含まれています。
エンデバー号のクルーは、2月19日午前6時14分(同2月19日午後9時14分)に就寝する予定です。分離を行う日の起床は、2月19日午後2時14分(同2月20日午前5時14分)の予定です。次回のSTS-130ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-130 MCC Status Report #23(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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