このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
2009年11月18日(水) 午後4時30分(米国中部標準時間)
2009年11月19日(木) 午前7時30分(日本時間)
スペースシャトル「アトランティス号」は、米国中部標準時間11月18日午前10時51分(日本時間11月19日午前1時51分)に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、ISSの継続的な運用に必要な12.6トンの貨物を届けました。
2機の宇宙機がオーストラリアとタスマニア間の上空220マイル(約354km)を飛行している際に、アトランティス号のコマンダーのチャールズ・ホーバーは、「ハーモニー」(第2結合部)にある与圧結合アダプタ(Pressurized Mating Adapter: PMA)にオービタをドッキングさせました。
ドッキングに先だち、ISSから600フィート(約183m)の位置で、アトランティス号は9分間かけて、縦方向に360度回転させるR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)を行いました。ホーバーは、ISSにいる宇宙飛行士のジェフリー・ウィリアムズとニコール・ストットがアトランティス号の耐熱シールドの高解像度の写真を撮影できるよう、オービタを後ろ向きに回転させました。撮影された写真は、地上の専門家とマネージャらが詳細に分析し、アトランティス号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の健全性を評価する予定です。
11月18日午後0時28分(同11月19日午前3時28分)に、アトランティス号とISSのクルーはハッチを開け、アトランティス号のクルーはISSで歓迎を受けました。ハッチ開放によって、ストットの第21次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしての期間は終了することになります。STS-129のミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)となったストットは、アトランティス号が予定通りに11月27日に着陸すると、合計91日を宇宙で過ごしたことになります。ストットはスペースシャトルで地上に帰還する最後のISSクルーです。将来のISSクルーの打上げと着陸には、ロシアのソユーズ宇宙船が使われる予定です。
11月18日午後1時52分(同11月19日午前4時52分)に、MSのリランド・メルヴィンとランドルフ・ブレスニクは、エクスプレス補給キャリア1(Express Logistics Carrier 1: ELC-1)をアトランティス号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、11月18日午後2時25分(同11月19日午前5時25分)にそれをスペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)から、パイロットのバリー・ウィルモアとISSのフライトエンジニアのジェフリー・ウィリアムズが操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)に手渡しました。ふたりは11月18日午後3時27分(同11月19日午前6時27分)にELC-1をP3トラスに設置しました。
アトランティス号のクルーは11月18日午後7時28日(同11月19日午前10時28分)に就寝する予定です。就寝前に、アトランティス号のミッドデッキの補給品のISSへの移送と、3回の船外活動で使用予定の宇宙服の移動を開始する予定です。また、MSのマイケル・フォアマンとロバート・サッチャーが11月19日(同11月20日)に行う船外活動の計画を確認する予定です。
次回のSTS-129ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-129 MCC Status Report #05(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |