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2009年9月1日(月) 午前0時00分(米国中部夏時間)
2009年9月1日(火) 午後2時00分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」で運んだ約7.3トンの補給品や機器、科学実験装置は、現在、国際宇宙ステーション(ISS)でいつでも荷おろし出来る状態となっています。
米国中部夏時間8月31日(日本時間9月1日)に、STS-128ミッションのパイロットであるケビン・フォードと、第20次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるマイケル・バラットは、長さ50フィート(約15m)のISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を使って、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)をディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、ISSの「ハーモニー」(第2結合部)に取り付けました。レオナルドのISS取付け後、欧州宇宙機関(ESA)の2名の宇宙飛行士、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のクリスター・フューゲルサングとフライトエンジニアのフランク・デヴィンが、最初にレオナルドに入室するクルーとなりました。ふたりは本日残りの時間を使ってこの与圧補給モジュールの準備を行い、今後6日間にわたり実施する物資の移送作業に備えました。
スペースシャトルとISSのクルーは既に、スペースシャトルのミッドデッキ内の貨物の移送作業を開始しています。特に、今回のミッションで船外活動を行うMSのジョン・オリーバス、ホセ・ヘルナンデスおよびISSフライトエンジニアのニコール・ストットは、STS-128ミッションで実施する3回の船外活動で使用する道具類をISSの「クエスト」(エアロック)に移動し、使用する準備を行いました。
第1回目の船外活動は、9月1日午後4時49分(同9月2日午前6時49分)に開始予定です。オリーバスとストットはISSの船外に出て、使用済みアンモニアタンク(Ammonia Tank Assembly: ATA)を取り外す作業を開始する予定です。またISSの外部に設置されているふたつの科学実験装置を回収し、地上に持ち帰るためにディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に収容する作業も行う予定です。
オリーバスとストットは、宇宙の真空環境での作業に向けて身体を調整するため、気圧を下げたクエスト内で一晩過ごす予定です。これは、プリブリーズの一環として行なう手順であり、室内の気圧を下げることによって、船外活動を行う宇宙飛行士の血液中から強制的に窒素を排出させ、ベンズと呼ばれる減圧症にかかるのを予防するものです。
ディスカバリー号のクルーは9月1日午前4時(同9月1日午後6時)少し前に就寝し、9月1日午前11時59分(同9月2日午前1時59分)に起床する予定です。次回のSTS-128ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-128 MCC Status Report #07(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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