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2009年9月1日(火) 午後1時00分(米国中部夏時間)
2009年9月2日(水) 午前3時00分(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)とスペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは本日の船外活動に焦点を移し、ミッション最初の船外活動の準備を行います。移送作業も引き続き実施し、新しいトレッドミル(運動装置)をISSの所定の場所に移送する作業も行います。
クルーは、米国中部夏時間9月1日午後0時00分(日本時間9月2日午前2時00分)、Indiana University Bandが演奏する“Indiana, Our Indiana”で1日を開始しました。この曲は、インディアナ生まれで今回が初飛行である、パイロットのケビン・フォードのためにかけられました。
ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のジョン・オリーバスと第20次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるニコール・ストットは、9月1日午後4時49分(同9月2日午前6時49分)にISSの船外に出て、ISSのトラスからアンモニアタンク(Ammonia Tank Assembly: ATA)を取り外す作業を行う予定です。ふたりは、ほぼ使用済みのATAをISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)に把持させます。このATAは、9月3日に予定されている船外活動で新しいATAを設置し、古いATAをディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に収納するまでの間、SSRMSに把持された状態にしておく予定です。
次に、ストットはSSRMSに乗って「コロンバス」(欧州実験棟)まで移動し、オリーバスと合流して曝露実験装置2台を回収する予定です。ふたりは、欧州宇宙機関(ESA)の実験装置が搭載された欧州技術曝露実験装置(European Technology Exposure Facility: EuTEF)を取り外す予定です。オリーバスは、ISSから取り外したEuTEFをストットに手渡し、ストットはそれをディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)まで運ぶ予定です。
ストットはSSRMSから下りて、コロンバスに戻り、そこでオリーバスと再び合流し、続けて最後の作業である材料曝露実験装置6(Materials ISS Experiment: MISSE-6)の回収を行う予定です。オリーバスは2個のケースを取り外し、最初に取り外したケースをストットに渡します。ふたりはこの2個のケースを地上に持ち帰るために、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に収納する予定です。
船外活動の間、ディスカバリー号のコマンダーであるフレドリック・スターカウと、MSのパトリック・フォレスターは、手順に従って船外活動の指揮を執る予定です。フォードとフライトエンジニアのロバート・サースクは、SSRMSの操作を担当する予定です。
その間、MSのホセ・ヘルナンデス、ティモシー・コプラ、クリスター・フューゲルサング、およびフライトエンジニアのマイケル・バラットは、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)からの荷おろし作業を引き続き実施する予定です。クルーは8月31日に荷おろしを開始しており、本日は空気浄化システム(Atmospheric Revitalization System: ARS)、新しいクルーの個室1台、新しいトレッドミル(運動装置)を移送する予定です。
C.O.L.B.E.R.T.(Combined Operational Load Bearing External Resistance Treadmill)という愛称で呼ばれるこのトレッドミルは、コメディアンのスティーブン・コルベアにちなんで名付けられました。コルベアはComedy Centralの“The Colbert Report”という番組の中で、最近NASAが行った命名コンテストに興味を持ち、番組の視聴者に「Colbert」という名前へ投票するよう呼びかけました。このトレッドミルは、ISSでは2台目のトレッドミルとなります。
次回のSTS-128ステータスレポートは、クルーの就寝前、または新規イベントがあれば発行する予定です。クルーは9月2日午前3時29分(同9月2日午後5時29分)に就寝予定です。
出典:STS-128 MCC Status Report #08(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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