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2009年8月30日(日) 午後11時00分(米国中部夏時間)
2009年8月31日(月) 午後1時00分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」は、米国中部夏時間8月30日午後7時54分(日本時間8月31日午前9時54分)に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、6.3トン以上の貨物と新しいクルーをISSと第20次長期滞在クルーに届けました。
2機の宇宙機が北東大西洋上空220マイル(約354km)をイングランド南部に向かって飛行している際に、ディスカバリー号のコマンダーであるフレドリック・スターカウは、約91トンの重量のオービタを慎重に操縦して、約317トンのISSにドッキングさせました。
ドッキングに先だち、ISSから600フィート(約183m)の位置で、スターカウは、同僚のクルーであるパイロットのケビン・フォードとミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のホセ・ヘルナンデスからランデブの支援を受けながら、第20次長期滞在クルーのコマンダーであるゲナディ・パダルカとフライトエンジニアのマイケル・バラットが写真撮影を行えるよう、ディスカバリー号を巧みに操縦して、機体を縦方向に360度回転させました。撮影された写真は、画像専門家が詳細に分析し、ディスカバリー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の健全性を評価する予定です。
ディスカバリー号とISSのクルーは、8月30日午後9時33分(同8月31日午前11時33分)にハッチを開け、互いに挨拶を交わすとともに、3回の船外活動と、ISSで6人のクルーの活動を維持するのに必要な1万5000ポンド(約6,804kg)の補給品と備品の移送を含む、1週間の共同運用を開始しました。
パダルカとフライトエンジニアのバラット、ティモシー・コプラ、ロマン・ロマネンコ、ロバート・サースク、フランク・デヴィンがディスカバリー号のクルーの歓迎セレモニーを行った後、ディスカバリー号とISSの両クルーは、ISSクルーをコプラからニコール・ストットに交代するという、最初の大きな仕事のひとつを終えました。コプラは、ディスカバリー号に搭乗して9月10日に帰還する予定であり、57日間の宇宙滞在となる予定です。ストットは、11月のSTS-129ミッション後にアトランティス号に搭乗して帰還するまで、ISSでフライトエンジニアとしての任務を行う予定です。
フォードとコプラ、ヘルナンデス、パトリック・フォレスターは、ロボットアームによる作業を開始する予定です。この作業には、8月31日に「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を取り出すためのスペースを確保するために、ISSのロボットアーム (Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を使って、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をペイロードベイ(貨物室)の保管場所から取り出し、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)に受け渡す作業が含まれています。
クルーは8月31日午前4時30分(同8月31日午後6時30分)頃に就寝予定ですが、その前に、3回予定されている船外活動で使用する宇宙服の移動と合わせて、ディスカバリー号のミッドデッキの補給品をISSに移送する作業を始める予定です。
次回のSTS-128ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。クルーは8月31日午後0時29分(同9月1日午前2時29分)に起床する予定です。
出典:STS-128 MCC Status Report #05(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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