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2009年8月30日(日) 午後1時00分(米国中部夏時間)
2009年8月31日(月) 午前3時00分(日本時間)
本日、史上2回目の出来事として13名のクルーがひとつの宇宙機に集まり、8日間の宇宙での共同運用を開始する予定です。スペースシャトル「ディスカバリー号」は、米国中部夏時間8月30日午後8時00分(日本時間8月31日午前10時00分)直後に予定されている国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに向けて飛行しています。
ディスカバリー号のクルーは、8月30日午後0時30分(同8月31日午前2時30分)に、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のニコール・ストットのためにかけられた、トビー・マックの“Made To Love”で起床しました。
本日の午前中は、ISSとのランデブとドッキングの準備を中心に行う予定です。コマンダーのフレドリック・スターカウとパイロットのケビン・フォードは、ディスカバリー号のISSへの進路を調整する最終エンジン噴射を数回行い、8月30日午後7時00分(同8月31日午前9時00分)にR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)を実施するために、ISS下方で相対的にディスカバリー号を停止させる予定です。スターカウがディスカバリー号の機体を縦方向に360度回転させる間、第20次長期滞在クルーのコマンダーであるゲナディ・パダルカとフライトエンジニアのマイケル・バラットは、ISSから写真撮影を行う予定です。撮影された写真は、ディスカバリー号の熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)に損傷がないことを確認するために、地上の専門家が詳細に分析する予定です。
RPMの終了後、スターカウはディスカバリー号をISS前方の位置まで操縦し、ゆっくりとバックさせてISSとドッキングする予定です。ドッキングは8月30日午後8時04分(同8月31日午前10時04分)に予定されています。ハッチ開放と所定の安全説明の後、ディスカバリー号とISSの両クルーは共同運用を開始する予定です。
スターカウ、クリスター・フューゲルサング、ストットは、3回予定されている船外活動で使用する宇宙服と工具の移動を含む、移送作業を開始する予定です。彼らは、ストットとフライトエンジニアのティモシー・コプラのソユーズ宇宙船シートライナーを交換する作業も行う予定です。ふたりは各自の役割を交代することになっており、ストット専用のソユーズ宇宙船シートライナーの取付けを行った時点で、ストットは第20次長期滞在クルーとなり、同様に、コプラはスペースシャトルクルーとなる予定です。
その間、フォードとコプラ、MSのパトリック・フォレスターとホセ・ヘルナンデスは、ロボットアームによる作業を開始する予定です。彼らは、米国時間8月31日(同9月1日)に「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を取り出すためのスペースを確保するために、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を使って、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をペイロードベイ(貨物室)の保管場所から取り出し、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)に受け渡す予定です。
MSのジョン・オリーバスはTV・写真装置を取り付ける予定です。一方、第20次長期滞在クルーのロマン・ロマネンコ、ロバート・サースク、フランク・デヴィンはISSで運動を行い、そのほかの作業を続ける予定です。
ISSのクルーは8月31日午前4時00分(同8月31日午後6時00分)、ディスカバリー号のクルーはその30分後に就寝する予定です。
次回のSTS-128ステータスレポートは、クルーの就寝前、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-128 MCC Status Report #04(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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