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2008年11月29日(土) 午前5時00分(米国中部標準時間)
2008年11月29日(土) 午後8時00分(日本時間)
スペースシャトル「エンデバー号」のクルーは、帰還準備のための一日を開始しました。
米国中部標準時間11月29日午前3時55分(日本時間11月29日午後6時55分)、エンデバー号のコマンダーであるクリストファー・ファーガソン、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のドナルド・ペティット、スティーブ・ボーエン、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブロー、およびグレゴリー・シャミトフは、シャミトフのためにかけられた“Twinkle, Twinkle, Little Star. ”で起床しました。
軌道離脱準備として、午前7時(同11月29日午後10時)過ぎにキャビン内の片付け作業が開始されます。
ファーガソンとボーは、ボーエンの支援を受けて、午前9時40分(同11月30日午前0時40分)にラダーやフラップなどの飛行制御システム(Flight Control System: FCS)を点検する予定です。FCSは、大気圏から着陸地到着までのエンデバー号の滑空飛行を制御します。FCSの点検に続き午前10時55分(同11月30日午前1時55分)には、姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)の各スラスタの噴射試験を行う予定です。RCSは、降下時と大気圏再突入時のスペースシャトルの姿勢を制御します。
スラスタの試験に続き午前11時10分(同11月30日午前2時10分)には、クルー全員参加による30分間の軌道離脱手順確認が行われる予定です。
午前11時40分(同11月30日午前2時40分)、7人のクルー全員が作業を中断し、テレビ局代表の取材を受ける予定です。20分間のインタビューで、CNN、サンフランシスコのKRONテレビ局、オレゴン州ポートランドのKATUテレビ局の質問に答える予定です。
午後2時35分(同11月30日午前5時35分)に、ボーとキンブローは太陽電池試験用の超小型衛星(Pico Satellite Solar Cell Testbed)の放出を開始する予定です。バネを解放すると、国防省の超小型衛星がペイロードベイ(貨物室)から宇宙空間に放出される予定です。新型の太陽電池の試験が、軌道上で数ヶ月間にわたり行われる予定です。
国際宇宙ステーション(ISS)のクルーとして6ヶ月を過ごし帰還するシャミトフ用のシートをミッドデッキに設置し、スペースシャトルのKuバンドアンテナを収納した後、クルーは午後7時55分(同11月30日午前10時55分)に就寝する予定です。NASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸予定の11月30日は、午前3時55分(同午後6時55分)に起床する予定です。KSCへの最初の着陸機会は、11月30日午後0時19分(同12月1日午前3時19分)の予定です。
次回のSTS-126ステータスレポートは、11月29日のクルーの就寝時、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-126 MCC Status Report #30(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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