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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-126 NASAステータスレポート#22

最終更新日:2008年11月26日
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2008年11月25日(火) 午前10時00分(米国中部標準時間)
2008年11月26日(水) 午前1時00分(日本時間)

本日、スペースシャトル「エンデバー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは起床後に、ふたつの良い報告を受けました。本日は主に、地上に持ち帰る物資をISSから運び出す作業を行います。

米国中部標準時間11月25日午前4時55分(日本時間11月25日午後7時55分)から3時間にわたり、軌道を2周回している間に、ISSの右舷側の240フィート(約73m)の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を回転させる太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)を自動追尾モードで運用させる試験が行われ、右舷側SARJは、1年以上ぶりに自動で太陽方向を追尾しました。STS-126ミッションクルーが4回の船外活動で修理した右舷側SARJは、問題なく機能しているように見えました。しかし、今回の点検と今後の点検の結果が分かるまでには、しばらく時間がかかる予定です。

ISSに新しく設置された水再生装置(Water Recovery System: WRS)の構成要素である尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)は、2回試験が行われ、2回とも尿処理工程を最後まで終了しました。これまでの試験では4回の停止が起こっていましたが、ISSコマンダーのマイケル・フィンクとSTS-126ミッションのミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のドナルド・ペティットにより修理が行われた後、11月25日深夜過ぎの試験では、5時間の処理工程を最後まで終了しました。装置を冷却するために3時間休ませた後、午前3時19分(同11月25日午後6時19分)に2回目の試験が開始され、これも処理工程を最後まで終了しました。

コマンダーのクリストファー・ファーガソン、パイロットのエリック・ボー、MSのドナルド・ペティット、スティーブ・ボーエン、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブロー、およびグレゴリー・シャミトフら、エンデバー号の搭乗クルーと、第18次長期滞在クルーのフィンク、フライトエンジニアのユーリ・ロンチャコフおよびサンドラ・マグナスは、予定よりも30分遅い午前8時25分(同11月25日午後11時25分)に、Bandellaによる“Fever”で起床しました。これはペティットのためにかけられた曲で、ペティット夫人が歌っています。グループのメンバーにはNASA宇宙飛行士のスティーブ・ロビンソンも含まれます。

現在、物資の移送作業は、主にISSからエンデバー号と「レオナルド」(多目的補給モジュール1)への積み込みとなっており、依然として予定よりも早く進んでいます。STS-126ミッションが1日延長され、本日がレオナルドへの物資積み込みの最終日です。レオナルドの5回目のISSへのフライトも終わりが近づいています。レオナルドをエンデバー号に再び搭載して地上に回収するための準備作業は、本日遅くに開始される予定です。

本日、エンデバー号のクルーは午後11時55分(同11月26日午後2時55分)に就寝し、11月26日午前7時55分(同11月26日午後10時55分)に起床する予定です。次回のSTS-126ステータスレポートは、クルーの就寝後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-126 MCC Status Report #22(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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