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2008年11月24日(月) 午後10時00分(米国中部標準時間)
2008年11月25日(火) 午後1時00分(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)の第18次長期滞在クルーとSTS-126ミッションクルーがSTS-126ミッション最後の第4回船外活動の準備を整えた頃、NASAのマネージャたちはエンデバー号のISSドッキング期間を1日延長することを決定しました。現在、スペースシャトル「エンデバー号」の着陸予定日は米国中部標準時間11月30日午後0時18分(日本時間12月1日午前3時18分)となっています。
ミッション期間の延長は、水再生システム(Water Recovery System: WRS)のトラブルシューティングに、できるだけ多くの時間を費すために承認されました。ISS第18次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・フィンクは、尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)の蒸留装置の作業を続けました。フィンクはUPA をしっかりと固定するために、さらに2本のボルトを取り付けました。これにより、技術者たちは、UPAが短時間で停止してしまう原因とされている振動をより軽減できる可能性があると考えています。
作業を終了させると、11月24日午後7時06分(同11月25日午前10時06分)に、保管していた尿をUPAに注入し、新たに処理サイクルを開始しました。技術者たちは、この調整によりUPAが全体で4時間の処理工程を完了させることができると期待しています。宇宙飛行士もUPAの振動を記録するためにワイヤレスデータ計測システム(Internal Wireless Instrumentation System: IWIS)の設置を行いました。
一方ISS船外では、スティーブ・ボーエンとロバート・キンブローが本ミッション最後の船外活動を実施しました。船外活動は、11月24日午後0時24分(同11月25日午前3時24分)に開始後、6時間07分にわたり続き、午後6時31分(同午前9時31分)に終了しました。最優先の作業は、他のISS組立作業と同様、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)への潤滑に関連する残りの作業をすべて完了することでした。トランドル・ベアリング(Trundle Bearing Assembly: TBA)を取り付けた左舷側SARJのわずかに摩耗しているレースリングに、潤滑剤の細いラインが見られました。装置は正常に動作していましたが、劣化を防ぐ措置として追加の潤滑が行われました。
ボーエンはが右舷側のSARJに戻り、最後のTBAを取り付けました。これで12個すべてのTBAが交換されました。11月25日午前4時30分(同11月25日午後7時30分)頃に、地上のチームは、クリーニングと潤滑作業を終えた右舷側SARJの動作と総合的な状態を評価するために自動追尾を開始する予定です。
ボーエンは、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)のラッチ1本を格納し、再び多層断熱材(Multi-Layered Insulation: MLI)カバーを取り付けました。さらにボーエンは、外部TVカメラ(External TV Camera Group: ETVCG)1台をP1トラスに、GPSアンテナ1基を船内保管室の外壁に取り付けました。
エンデバー号のクルーは、11月24日午後11時55分(同11月25日午後2時55分)に就寝し、11月25日午前7時55分(同午後10時55分)に起床する予定です。次回のSTS-126ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-126 MCC Status Report #21(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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