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2008年11月25日(火) 午後6時00分(米国中部標準時間)
2008年11月26日(水) 午前9時00分(日本時間)
STS-126ミッション期間の延長が功を奏し、本日、軌道上のクルーと地上チームの努力が報われました。物資の移送が予定よりも早く進んでいることに加え、クルーと地上チームの努力の結果、問題の生じていた水再生システム(Water Recovery System: WRS)と巨大な太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)は改善の兆しを見せています。
尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)は、11月23日と24日の改良以来、3回の運用に成功しました。この成功により、プログラム・マネージャは蒸留装置を軌道上に残すことを決定しました。さらに、UPAと水処理装置(Water Processing Assembly :WPA)で処理されたサンプルを取得し、サンプルを飲料水水供給装置(Potable Water Dispenser: PWD)に送りました。これらの初期サンプルは、スペースシャトル「エンデバー号」で地上に持ち帰る予定です。クルーの飲用に使用する前に、装置が適切に稼働しているかを確認するため、今後数ヶ月間、サンプルの採取は継続される予定です。
右舷側のSARJは、本日早朝に太陽追尾の試験を軌道2周回にわたり行った後、制限された運用モードに戻されています。初期データによると、SARJのモータ電流値は0.9アンペアから0.17アンペアまで低下し、以前に比べるとより円滑に動作していることを示しています。技術者たちは、右舷側SARJの動作の監視を続ける予定です。また、予防的な潤滑作業により、左舷側SARJの電流値も以前より低下したことが確認されました。
エンデバー号のコマンダーであるクリストファー・ファーガソン、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のドナルド・ペティット、スティーブ・ボーエン、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブロー、およびグレゴリー・シャミトフと、国際宇宙ステーション(ISS)の第18次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・フィンク、フライトエンジニアのユーリ・ロンチャコフとサンドラ・マグナスの本日の主要な作業は、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)の最後の移送作業と梱包作業でした。彼らは「ハーモニー」(第2結合部)共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の制御装置も取り付けました。これは、11月26日に予定されている、レオナルドのエンデバー号への格納作業に向けた最終準備のひとつです。
また、ファーガソンとペティット、ボーエン、ボーとパイパーは、記者とのインタビューに参加しました。
エンデバー号のクルーは、11月25日午後10時55分(日本時間11月26日午後1時55分)に就寝し、11月26日午前6時55分(同午後9時55分)に起床する予定です。次回のSTS-126ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-126 MCC Status Report #23(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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