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2008年11月22日(土) 午前9時00分(米国中部標準時間)
2008年11月23日(日) 午前0時00分(日本時間)
本日の軌道上の作業の中心は、スペースシャトル「エンデバー号」のクルーによる国際宇宙ステーション(ISS)船外での第3回船外活動となります。
コマンダーのクリストファー・ファーガソン、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のドナルド・ペティット、スティーブ・ボーエン、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブロー、およびグレゴリー・シャミトフら、エンデバー号の搭乗クルーは、米国中部標準時間11月22日午前7時55分(日本時間11月22日午後10時55分)に、キンブローのためにかけられた、Duttonの“You Are Here”で起床しました。
第3回船外活動を担当するパイパーとボーエンは、11月22日午後0時45分(同11月23日午前3時45分)に「クエスト」(エアロック)から船外にでる予定です。船外活動の主担当を務めるパイパーは赤のストライプが入った宇宙服、ボーエンはすべて白色の宇宙服を装着します。ふたりは右舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)のクリーニングと潤滑作業、そして残りのいくつかのトランドル・ベアリング(Trundle Bearing Assembly: TBA)を交換する作業を行う予定です。
2007年9月に、地上の飛行管制官が、右舷側の240フィート(約73m)の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を、太陽の方向を追尾するために回転させる際、右舷側のSARJの電力消費の増大と振動が発生していることを確認しました。それ以降、右舷側のSARJは使用が制限されてきました。左舷側のSARJは問題なく機能していますが、11月24日の第4回船外活動で、こちらも予防的な潤滑作業が行われる予定です。
11月20日に第2回船外活動を担当したキンブローは、本日は船外活動の指揮を務める予定です。本日の船外活動は約7時間にわたり実施される予定です。
エンデバー号がISSにドッキングしている間は、ほぼ連日のように移送作業が行われています。ISS第18次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・フィンク、フライトエンジニアのユーリ・ロンチャコフとサンドラ・マグナス、およびエンデバー号のクルーは、エンデバー号とISS間の補給物資と機材の移送作業の続きと、ISSの機材の設定作業を行う予定です。
水再生システム(Water Recovery System: WRS)とその尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)の点検作業が引き続き行われています。UPAは、前回のテストで停止してしまった原因を調査するための情報をさらに収集するために、一晩を通して起動が試みられました。UPAの遠心分離器が回転する際に周囲の構造に接触しているのではないかということが、原因のひとつとして考えられます。
本日、エンデバー号のクルーは午後11時55分(同11月23日午後2時55分)に就寝し、11月23日午前7時55分(同11月23日午後10時55分)に起床する予定です。次回のSTS-126ステータスレポートは、クルーの就寝後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-126 MCC Status Report #16(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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